【あぐり】感想ネタバレ第51話 チェリーと沢田の関係 世津子の謎アドバイスに??

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第51話

チェリーに勧められてエイスケと映画を観てきたあぐり。
山岡家に戻ると姉弟子たちが待ち構えていた。
姉弟子たちは、チェリーが誰と会っていたかあぐりに詰問。
あぐりは適当に誤魔化すが、沢田と会っていたと皆はお見通し。
業界ではチェリーは色仕掛けで仕事を取っているともっぱらの噂だと言い、
姉弟子たちはチェリーと沢田の関係をあぐりに問い詰める。

その様子を部屋の外で真知子が聞いていた。
あぐりは真知子を追うが、
真知子は「不潔よ!ママなんて大っ嫌い!」と部屋に閉じこもってしまった。

翌朝、真知子はチェリーにおはようも言わず、朝食も取らずに学校に行ってしまった。
「困った子ね」と呆れるチェリーにさちは、「困った人はどっちだか」と、
夜遊びはいいけど少しは子供のことを考えなさいと忠告した。

皆の態度に困惑するチェリー。
あぐりはチェリーに沢田と会うのをやめて欲しいと訴えた。
真知子が傷ついているからと。

あぐりの言葉に全てを察したチェリーは、沢田との関係は誤解だと否定。
そしてチェリーは真知子には自分から直接話すと伝えた。

 

一方、岡山の望月家では東京から戻った妻五郎が健太郎に東京の様子を報告。

光代がすっかり東京に馴染んでしまっていることを話しても健太郎は理解できず.
家事をしていると「生きてる」と感じると言っていた光代の言葉を言うと
健太郎は「くだらん!」と一蹴。

そしてあぐりが美容師として奉公に出ていると聞き、健太郎は驚いて、
それを見過ごして帰って来た健太郎に「アホンダレ!」と激怒。

 

山岡美容室に世津子が訪れる。
チェリーは世津子に沢田とのことを相談。
チェリーは支店を出そうと計画中。
沢田は資金を全額出してくれると言うが、
仕事以上の仲を求められていることをチェリーは悩んでいた。

沢田は素晴らしい人間だと思うがそれは飽くまでも仕事の上。
世間では男を利用してしているなど批判する者もいる。
自分が傷つくだけならいいが、娘だけは傷つけたくない、
だから沢田との仕事は考え直そうかと悩むチェリー。

世津子は、言いたい奴には言わせておけばいい、こういうときこそ堂々して仕事をすることが娘に真実を伝える唯一の方法だとアドバイス。

チェリーはやっぱり世津子に相談してよかったと笑顔になる。

次は、世津子の相談。
世津子はチェリーの才能を貸してほしいとお願いした。
「これはあなたにとって悪い話じゃないのよ」

 

 

夕方、真知子が帰ってくると、燐太郎のことをあぐりに聞いてきた。
あぐりが燐太郎が詩集を出したことを話し、今度の休みの日に取ってこようかと話すと
「別に読みたくないわよ!」
と部屋を出て行った。

 

カフェ・セ・ラ・ヴィに、エイスケたち文士仲間と鈴音が世津子に呼ばれて集まった。

世津子は文朝出版の社長の後押しで雑誌を出版することになったことを報告。
テーマは「新しい女性の生き方」。
内容は、女性をいかに美しく知的に磨き上げるかを訴える雑誌。

新しい洋服や洋髪を写真で紹介したり、職業婦人の生活を紹介したり、女性の好む小説や詩もを掲載していく予定。
チェリー山岡も力を貸すと言ってくれた。
文朝出版では人材も派遣してくれると言ったが、世津子は雑誌を作るなら気心知れた仲間とやりたい、実際に才気あふれる仲間が周りに沢山いると、世津子はエイスケたちに一緒に雑誌作りを手伝ってほしいとお願い。
「極上のシャンパン抜いてよ!」
エイスケも皆も快諾。
世津子の門出を皆で祝った。

 

真知子は、一人夜空を見ながら燐太郎の詩を朗読。
それを見たあぐりは、私もその詩大好きですと声を掛けると
真知子はプイッとその場を立ち去った。
「初恋かな…」
あぐりは笑顔。

チェリーと沢田の噂

姉弟子たちはあぐりが帰ってくるとチェリーと沢田の仲を確かめようと問い詰めました。

姉弟子たちとあぐりのやりとり、
楽しくやろうと若い女優さんたちの頑張りを感じます。
「男と映画に言ってうらやましい」とか「色仕掛け」とか
セリフはあまり品が良くないけど、あぐりとのはぐらかされては軌道修正のやりとり、面白かった。

しかし、内容が上司であるチェリーを妬んでるようで残念ー。
もっと女子トークでキャッキャしてればいいのに。
事の重大さを実感ていない、ワイドショーレベルで面白おかしく騒いでればいいのになあ。
どうせ姉弟子の皆さんも所詮20代の未婚者ばかりなんだもんねえ。

罪無き、無神経な女子トークが真知子ちゃんを傷つけるって方が、
実はリアルだし自然に見られるんだけど…。
でもついついドロドロトークwww

その感覚はやっぱり男目線なのかしら~。

 

ところでこのチェリーが沢田と恋仲?の件ですが
山岡家では沢田の存在は知られてるの?
さちさんは、どこからどの程度の情報を得ているのかしら??
チェリーのお仕事や人間関係に全く無関心だったのに。

そしてさちさんとチェリーのシーンをもっと欲しいですよね。
2人がどういうレベルで噛み合ってないのかきちんと見せてほしい。
さちさんは、チェリーの行動に何か言いたいようだけど、
見ているこっちとしては、さちさんの態度にアンタもアンタだよって思っちゃう。
孫のフォローもしないし、母としてチェリーへの思いやりもゼロだもんなあ~って言いたくなっちゃう…。

さちさんの描き方が紋切型過ぎるんでしょうね。

 

 

妻五郎さんの「生きてる!」に萌~!

岡山に帰った妻五郎さんは東京の様子を健太郎さんに報告。

光代さんの「生きてる~!」の真似が超カワイイ!!!
朝から癒される~。

妻五郎さんの光代さんの話を聞いて「くだらんっ!」って拗ねてる健太郎さんも面白いー。

ちょうど90年代って、主婦が家に縛り付けられることに疑問を持ったり、亭主関白な夫との関係に不満を抱いたりし始めた時代ですよね。
光代さんと健太郎さんの揉め事は、まさにその時代を映す鏡で。

光代さんの「生きてる~」はチャーミングだし可愛いし、当時の奥様方の共感を得たでしょうねえ。
それに対する、健太郎さんの「くだらん」「けしからん!」もあるある~。
当時の主婦はテレビに突っ込みまくってただろうなあ。
主婦層のストレス発散タイム。

でも健太郎さんの「生きてるからメシが作れる。死んだらメシは作れないの論理が可笑しいww
そういうところが、きっと奥様は嫌いなんじゃろうなあ~と密かにこぼす妻五郎さんが可愛いし。

さらに、あぐりが奉公していると聞いてからの健太郎さんの「何じゃとお!?」の連発は見ものww

健太郎さんと妻五郎さんのやりとりがお見事でもっと見たい~!

朝ドラでは、脇役にこういったベテラン俳優さんたちがよく配置されていますが、
今日の里見浩太朗さんと苅谷俊介さんのやりとりといい、星由里子さんと菅井きんさんといい
このためだよね!とその価値を実感します。
同時に、ベテラン俳優さんたちのクリエイティビティってすごいんだなあとも感心。

ところで、あぐりの奉公、健太郎さんは初耳のようでしたが、あぐりの弟子入り保証金250万は光代さんのポケットマネー??
健太郎さんからの仕送りから??
250円は当時で100万円近いようですが、
それを奥様の光代さんの一存でポンできるなんて、
望月家、どれだけ大富豪!!

美容師の話をもっと見たい

あぐりも、花枝さんみたいにハサミ?こて?ブンブン回してた~。

アレは90年代らしい雑な演出?笑えないギャグ?と思っていましたが、
今日のあぐりの様子からするとただの笑えない逆では無さそう。
「冷ます」とか、使い方としての当たり前の所作のようですねえ。
ちゃんと教えて貰いたいなあ。

あぐりが初めて器具を触るときに説明を受ける形で見せてくれればいいだけなのに。
それとも当時の視聴者は多くがこのブンブン回しを当たり前に知ってたのかしら??

 

世津子さん、余計な事をwww

チェリーは、沢田のことは何とも思っちゃないですよね。

でも沢田は言い寄ってきていると言う…。
悩んだチェリーは、世津子さんに相談しますが…

世津子さんのアドバイスにはあ!?爆

自分にやましいことが無ければ堂々としているのは確かにそうなんだけど、
沢田は言い寄って来てるんでしょ!?
…ってことは、沢田がチェリーに資金援助をチラつかせて迫ってるってことだと思うんだけど??
それってセクハラだぞ…。

今の時代だったら、仕事上信頼していた沢田に迫られてショックを受けるチェリーを描くだろうなあ。
女が実業家としてのしあがって行く時には、
そういった差別やら根も葉もない噂を立てられて、悔しい思いをするチェリーを。

それがすっかり抜け落ちてからお世っちゃんの謎アドバイス…。

世っちゃん、何言ってるんだか!?!?!?

そうじゃなくて、沢田の援助なんてアテにせず蹴散らしていやれっ!じゃないの?
それこそが大正時代の「新しい女」なのではー?

チェリー凄く脚光を浴びてる人なんでしょ?
現時点の出店には沢田の援助が必要だとしても、間もなく自力で出店できるでしょ?
そういう励ましを世津子さんはすべきじゃないかと。
世っちゃん、「あなたらしくないわ!」ってチェリーを励ますならそれに続いて
「あなたなら男に頼らずやっていけるはず!」だろ。

そして、世津子さんは雑誌創刊にあたる協力をチェリーに求めたんだから。
沢田なんかに振り回されて場合じゃない!
一緒に雑誌作って猛ひとヤマ当てよう!!!
って言えばいいのにー。
その方がワクワクするんだけどぉ…。

時代の感覚の差かもしれませんが。

世津子さんは雑誌創刊

世津子さん、実在の方なのかしら?

当時はこんな感じで雑誌の企画が立ち上がったのかなあ~なんてワクワクしてしまった。

世津子さんとエイスケさんたちの出版社の話はじっくりと見られるのかなあ。
美容師さんの話もあんまり出てこないから、期待できないかなあ~。
でお和合はエイスケさんとか森さんのちゃらんぽらんさとか鈴音ちゃんのあっけらかんが好きだからもっとこのメンバーでのいろいろを見たいわ。

 

真知子は初恋

真知子ちゃん、燐太郎さんの詩集は自分で購入?あぐりに貰った?

あぐり、せっかく一人で浸ってたのに…邪魔っ!
やっぱりあぐり、真知子に対してデリカシー無さ過ぎよ。

にも拘わらず、真知子はデレスタンバイの様子ですが…www

あぐり、燐太郎さんの詩を暗唱できるまで読んでいるとは驚き!
エイスケさんの小説を最初の一行しか読めてないのに!
意外と読書家だったあぐり!
だったらエイスケさんの小説を読めるようになってなさいよおな、
ご都合な描写www

そして真知子の様子に「初恋か」っとあぐりは言ってましたが…
おいおいおい!あぐりはそういうの、全く気付かないタイプなんじゃないのー?
女子校時代は全く恋愛興味なかったし。
昨日も、チェリーが沢田に手を握られてても、エイスケさんに怪しいって言われるまで
なんとも気付かなかったのに…

本日はなぜか敏感なあぐり。

あぐりのキャラもご都合で度々ブレてますねえww

世津子さんの謎アドバイス、
あぐりの豹変、いろいろ???なところもありましたが
妻五郎さんの「生きてる~!」が可愛かったから今日は満足~。