【あぐり】感想ネタバレ第49話 妻五郎の上京

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第49話

あぐりがチェリー山岡の内弟子になりひと月が経った。

チェリー山岡はその日会う人ごとに洋服を着替える。
チェリー山岡の付き人であるあぐりは、いつもチェリーと一緒に出掛けて
洋服、帽子、靴を持って歩くのが重要な仕事だった。

 

ある日、エイスケの家に望月組の妻五郎が突然やってきた。
妻五郎は一緒に岡山に帰って欲しいと頼む。
妻五郎は健太郎は光代のことを心配していると言うが、光代は健太郎が気にしているのは
世間体だけで何も分かってないと、岡山に帰ることを拒んだ。

洗濯ものを干す光代を見て、妻五郎は誰も家事をする人はいないのかと心配するが
光代は、何でも自分でやるのがいいと言う。
「それが私にはうれしいの。生きてるって感じ」
光代は楽しそうに妻五郎に話した。

妻五郎は光代から近況を聞き、あぐりが内弟子修行に出ていることを聞いて驚いた。

 

カフェ・セ・ラ・ヴィにはエイスケが。
エイスケの最近の作品には必ずあぐりをモデルにした人物が出ていると世津子が言うと、
「彼女は実にチャーミングですからねえ」
と答えるエイスケ。

そして世津子は大事な話があるから来週皆に集まって欲しいと伝えた。

そこに妻五郎が現れた。
妻五郎は光代に岡山に帰るよう説得してくれないかとエイスケに頼むが、
これは健太郎と光代の夫婦の問題だから、巻き込まれないようにした方がいいと
エイスケは妻五郎にアドバイス。

世津子は、岡山に電話をして、ありのままを話をして岡山に帰った方がいいとアドバイス。
さっそく妻五郎は健太郎に電話。

 

翌朝、妻五郎はあぐりの勤める銀座の山岡美容室にやってきた。
妻五郎の強面におののく従業員たち。
チェリーの勧めで、あぐりは妻五郎を山岡家に案内した。

あぐりにお茶を出して貰い妻五郎は恐縮。
妻五郎は、あぐりが下働きのようなこことをしていると知り心配で仕方が無い。
しかしあぐりは夢を叶えるためだからちっとも辛くない、毎日楽しいと笑顔で答える。

そこに山岡真知子が帰ってきて、弁当がまずくて食べられないと、弁当を投げつけた。
妻五郎は、驚き激昂。
真知子に怒ろうと妻五郎をあぐりは自分が悪いのだからと必死で止める。

こんなことが「夢」なのかという妻五郎にこれが修行なのだと言うあぐり。

「俺は情けねえ!」
妻五郎はあぐりを手伝って弁当を片付けながら、
東京でのあぐりや光代やエイスケの想像もつかない暮らしぶりに涙した。

うめさんと光代さん

今日は楽しいやりとりから。

そうよ~朝ドラはこうでないと~。

美容室のドロドロギスギスなんかよりも、
光代さん周りやエイスケさん周りの方見てる方が面白い。

そして菅井きんさんと星由里子さんの絡みとは!!
貴重。

やっぱり、きちんとした技量のある方お二人の演技は見ごたえがある。
ほんのささいなやりとりなのに、なんだか微笑ましくて、ほっこりして楽しい気分になります。
菅井きんさん、あんな言葉使いでもなんか可愛いらしさがあるんですよねえ。

本日の主役は妻五郎さん

たとえ一回でもこういう脇役の男性をメインにって朝ドラでは珍しいんじゃないかなあ。

菅井きんさんと、星由里子さんの2人のやり取りの上に
さらに妻五郎さん=苅谷俊介さんの見せ場も。

妻五郎さんの、光代さんとのやりとり、世津子さんとのやりとり、見ごたえありました。

朝ドラって、脇役にこういった実力派を固めているから見ごたえあるんですよねえ。

 

しかし、妻五郎さん、強面は強面だけど、あんなに皆怖がらなくても…。
隣の梅さんと春子さんがビビってるのは分かるけど、
美容室であんなに露骨に恐れるとは…。
女性客しかいないから慣れないことは慣れないんだろうけど…。

妻五郎さん、風貌は強面だけど、お顔優しいし、何より態度が怖くないから
一瞬驚いても大丈夫だと思うけどね~。
このテンプレの対応がいかにもwww

あそこまでしつこいと、今風の感覚だと顔で差別してるって炎上案件だなあ。

来店したお客様もギョッとしてましたが、この店の従業員の方がもっと腹黒ですよ~と言ってやりたかったわwww

真知子のお弁当を投げつけはNG

90年代ドラマって、こういうテンプレ過ぎる動きをするものなの?
それにいてもお弁当を投げるって、心が痛いよ。
朝からだし、朝食食べてる人もいるだろうし。

たとえ架空のお話、ドラマ上のこととはいえ、こういうシーンはやっぱり作るべきでないんじゃないかなあ…。

娘の真知子がひねくれ設定ならそれはそれでいいんだけど、別のエピソードにすればよかったのに…。

とはいえ、真知子をここまでイヤな娘に描かなくてもーと思う。
女が仕事に邁進すると、家庭はガタガタになるよ~子供はグレるぞ、と戒めのように言われていたのが90年代という時代だったって事ね…。

急にしおらしいあぐり

あぐり、真知子に弁当投げられても、何も言い返しませんでした。
妻五郎さんが、怒っても、
「私が悪いんだから」
「それが修行だから」
と…。
黙って耐えるポーズ。

…え?
あぐり、いつからこんなにしおらしくなった…??笑

土曜日に真知子ちゃんのやきもちを知ってなんだろうけど、
あそこまで頭が上がらない様子はこれまでなかったし
今日の冒頭も、「お嬢様」とは言わずに「真知子ちゃん」って平気で言ってたし。

なのに、妻五郎さんの前では、真知子に口答え全く無し。
なんか都合よくない?って笑ってしまった。
妻五郎さんに甘えてあぐりが可愛そうなフリしているようにも見えた笑

あぐりは、武史がおかゆを投げつけたときはきちんと叱ってたんだから
真知子に対しても、これは言うべきですよねえ。
寂しい思いをしてるからってこういうことをきちんと叱らないと、子供はかえってグレていくのよ~。

あぐりののびのび天真爛漫が、どこが魅力かって言ったら、こういうときには、立場や身分を気にせずにきちんと注意することができるところなはずなんだけどね。

なんもかんも妻五郎さんに、東京でのカルチャーショックを受けさせるためよね…www

 

妻五郎さんの優しさに涙

妻五郎さんはとてもいい人。
妻五郎さんに同情。

妻五郎さん、まるで「田舎のねずみと街のねずみ」の気分ですよね…。

光代さんは全く帰る気は無し。
エイスケさんは楽しそうだけど見知らぬ女が迎えに来てデートに行っちゃうし。

とどめにあぐりの待遇のひどさ。

岡山とは全く違う東京の景色に加えて、皆の暮らしぶりのあまりの違いにカルチャーショックを受けちゃったんでしょうねえ。

妻五郎さん、そうなっちゃうのは仕方なけど
でも、東京が恐らく初めての妻五郎さんに、皆少しは気を遣ってあげなよ~。
妻五郎さんの宿の心配したり、ご飯につきあってくれる人いないの?
って心配になっちゃったよww

あぐりは無理だけど、少なくともエイスケさん、女のとデートに行く前に、宿は大丈夫かくらい聞いてあげて。

ちなみにエイスケさんあぐりのこと「チャーミング~」って嬉しそうに話してるのに、女とデートってさすがだわ。
安定のエイスケさん!