【あぐり】感想ネタバレ第47話 華やかな表舞台のすざましい闘いって、コレが!?

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第47話

あぐりは雪にお客様の美顔マッサージをパックを任されたが、
パックが試作品とすり替えられていることに気付かず使い、お客様は痒がって大騒ぎとなる。

一体誰が未完成の試作品をすり替えたのか、この時のあぐりにはまだ分からなかった。

 

翌日、雪と時子はチェリー山岡に呼び出される。
新聞社がチェリーが紹介した美容師の紹介記事を書きたいと言う。
ただし、紹介する技術者は一人だけ。

そこでチェリーは、雪子と時子に1週間の期限で新しい髪型を考案して貰い、それでどちらを紹介するか決めたいと話した。

チェリーの提案を受けて立つ雪子と時子。

雪はさっそくあぐりにモデルになって欲しいとお願いする。
事情を知らないあぐりは、ただの練習台だと思い雪の申し出を快諾。
しかし後で辰子に事情を聞きいたあぐりは、派閥争いに巻き込まれてしまったと真っ青。

案の定、あぐりは時子からもモデルになって欲しいと言われてしまった。
あぐりは時子に怒られるのを覚悟で、
先に雪子のモデルの話を受けてしまったからと時子のモデルを断った。

チェリー山岡がモデルに使ったあぐりにモデルを断られたのは不利。
時子は、雪子に着いている和代を引き抜くことを思いつく。

時子は和代にパック剤をすり替えたのは和代ではないかとカマをかけると、やはりそうだった。
そして時子はこのことが知れたら破門どころかどこの美容室でも雇ってくれないだろうと和代を脅して自分の側に着くよう取引。

 

閉店後、あぐりをモデルにしての髪型研究をする雪。
そばにいる和代は沈んでいる様子。

あぐりが帰ってから、和代は時子の方を手伝うと告げる。
納得いかない雪は理由を聞こうと迫る。
すると和代は、全てを雪に打ち明け、パック剤のすり替えは自分だったと話した。

ちょうど傘を取りに戻って来たあぐりは、和代の話を聞いてしまった。

 

翌朝、雪はチェリーに新聞取材の件は時子に譲りたいと告げる。
そして時子にも自分が辞退することを告げ、その代わりに和代のことを誰にも言わないようにお願いした。

あぐりは、こんなに華やかな表舞台の裏ですさまじい闘いが繰り広げられていることを思い知った。

パック事件はすっかり忘れた?チェリーのお花畑

いきなり突っ込みから始めちゃいますが~。

お客様に試作品のパックを使用してしまったトラブル、意外とダメージ少ないみたいですねえ。

お客様の肌にダメージ与えちゃったなんて美容院としては最悪でしょ。
店の信用に関わるんじゃあ!?
人道的にも、お客様を危険な目に遭わせたんだからいてもたってもいられないはず。
チェリーお客様に連日謝罪に行ったり、
店内はどんよーりするのでは…と思うんだけど…。

なのに翌日にはケロッとしちゃって。
チェリー、新聞社の取材♪って張り切っちゃってるしwww

チェリーにとってパック事件はすっかり過去の事らしいわwww

チェリー、派手なとこばっか独り占め?
パックがすり替わってた時も、あぐりに任せた事自体が悪い、雪の責任!って
雪に責任押し付けて怒ってただけだったからなあ…。

アンタもそこらへんの体制mz戦前見てなかったことを反省しなきゃよ、チェリー!

チェリー、経営者としての魅力ゼロだな。

 

チェリーの人材管理能力に疑問

チェリー、この前、あぐりを付き人に採用した時、周りに気を遣ってビビるあぐりに
「他人のことを気にしている余裕は無いわよ」
って言ってましたが…。
ってことは、チェリー、こういう世界は競争がし烈なことを実感しまくってるんだよねえ?

なら、やたらに煽るなよっ!

今日も、雪と時子をいきなり競わせるってあんな狭い世界じゃ揉めるに決まってるじゃん。

こういう下らない競争とか派閥争いとか、見たくないんだよねえ~。

女性の職場を本当にバカにしてるんじゃないかと思うけど…。
90年代ってこんなもんだったのか…???

 

華やかな舞台の裏の…すざましい争い!?コレが!?

パック剤の事件、
雪と時子の闘い…

キラキラした美容師の世界の裏で厳しい争いが繰り広げられてる…ってナレーションでまとめてましたが…コレがあ!?

ただのえげつない、レベルの低ーい人たちのケンカにしか見えないんだけどぉぉ???

美容師たちの話はただの縄張り争いだし。
チェリーが気紛れレベルにあぐりを付き人に抜擢してみんなの気持ちを逆なでするし。
チェリー、雪と時子を無駄に煽ってるし。

華やかな表舞台でのすざまじい闘いの「闘い」って、プロフェッショナルとして厳しいっていう意味だと思うんだけどねえ。

ただのいがみ合いだよ。
そしてチェリーが全然従業員の状況を見渡せてないだけだよお!
おしんのお師さんは、皆の心の状態も掴んでたじゃんかよお。
それでいて、押したり引いたりしてたもんだが…さすが、これぞ師匠!と感心したもんだが。

山岡美容室、とても繁盛している、一流の美容室とは思えないんだけど…。

しかも、パックのすり替えって…人に危害与えてもう犯罪レベルでしょ。
チェリー雪を責めてるだけじゃダメでしょ。

なんか、残念。
見どころはチェリー山岡の装いしかなくなってるぞ…。
そのチェリーもただのチャラチャラに見えて来たし…。
だから本当に装いだけが見もの…。
名取裕子さんが勿体ない。

 

華やかな舞台の裏の「すざまじい闘い」を描くなら

「すざまじい闘い」ってさあ…汗

ただのイジメや足の引っ張り合いと、
プロとしての競争をごっちゃ混ぜにしちゃってますよねえ!

これってさすがに美容師さんたちに失礼過ぎじゃないだろうか…。

そんなんじゃなくて、プロフェッショナルとして競争の厳しさや地位を維持することの大変さを描いたらいいのにー。

いきなり雪と時子さんをケンカさせるような形で争わせるのではなく、
雪さんと時子さんの技術力をいせてほしいわー。

雪さんは、一番古いお弟子さんで、センスはもう古いって言ってましたよね。
技術的にはトップなんだけど、センスについてはトレンドじゃなくなってきてるおかげで
チェリーが雪さんよりも時子さんを選ぶようになる新旧交代劇を見せてくれるとか、

花枝さんは努力は人一倍なのに、センスの良さで和代さんに絶対に勝てない話とか。

弟子たちも、チェリーに憧れつつチェリーを超えてやると貪欲に学んでる姿とか…。

美容室、一見優雅で美しい世界だけど、誰よりも早く技術を習得しようと皆ギラギラ…って
そっちのギラギラを見たいんですが…汗。

なのに仕事に関することはドジっ子の内容だけだもんね…。

はあ~…これが90年代ドラマってことか!?

こうやって振り返ってみると、90年代ドラマはふわふわのグダグダが多かったかもなあ~。
80年代ドラマの方がいろいろ意欲作が多かったのね…。
90年代ってドラマ低迷期だったんだなあ。

こんなくだらない美容師の話をしてるなら、
光代さんとエイスケさん下さいーーーっ!