【あぐり】感想ネタバレ第34話 心が波立たないと小説家はダメ

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第34話

エイスケが持ってきたお金はパトロンに貰ったもの。

鈴音から聞いたあぐりは、このお金は使えないとエイスケに返し、お金は自分が何とかすると言った。

あぐりは世津子の元に行き、お金を貸してほしいとお願いする。
世津子は快くお金を貸すことを承諾してくれたが、あぐりに岡山に帰るように言った。

エイスケは物書きが乗り越えるべき壁にぶち当たってる最中。
あぐりが来たら乗り越えられるかと思ったらその逆。
エイスケのことを思っているのなら岡山に帰って欲しいと世津子は言う。

しかし、あぐりは今が大事なのはエイスケだけでない、このままでは家族皆が辛いことになる。
きちんと家族と話し合うためにエイスケには一度岡山に帰って欲しいのだと訴える。

世津子は、誰もエイスケの将来を考えてあげないのは可哀想だと言う。
エイスケは、あぐりがいると心が休まってしまう。
それが物書きには良くない、心が波立ってないといい作品が書けないのだと世津子は訴える。
しかし、あぐりは皆の幸福を考えると主張して、お金を借りるのも啖呵を切って帰ってしまう。

 

威勢よく啖呵を切ったはいいが、お金に困るあぐり。
家の外に出ると、隣の岩淵春子(川俣しのぶ)が出て気た。
春子は、これから銀行に行くと言う。
お金に困っているなら一緒に来ると言いと春子はあぐりを連れて行った。

春子のあぐりが付いたのは銀行でなく質屋。

あぐりは自分の髪飾りを出して無事に当面のお金を手に入れた。

その後あぐりは、春子に夫に女ができたときは、温かいご飯で出迎えてやれと言われ、春子に料理を教えて貰いエイスケに料理を振る舞った。

あぐりはこれから毎晩ご飯を作ると張り切る。

 

一週間後、燐太郎の詩集が出版されることが決定した。
世津子は、エイスケの方はどうかと編集者に確認すると、編集長に見せられるレベルではないと言う。
世津子は、一週間後までに書き直させるから編集長に見せてやってほしいと懇願する。

 

カフェ・セ・ラ・ヴィでは、出版が決定した燐太郎のためにお祝い。
あぐり、エイスケも駆け付ける。

世津子はエイスケに小説の書き直しを勧めるが、エイスケは原稿をゴミ箱に放り投げて、そのまま帰ってしまう。

帰宅してもやる気の無さそうにしているエイスケ。

世津子の言葉を理解したあぐりは、翌日カフェ・セ・ラ・ヴィに行き、エイスケのために岡山に帰ることを伝えた。

 

あぐり、まだまだ少女のお嬢ちゃまさく裂

昨日のあぐり、メチャクチャでしたwww
見た後、反芻していて、あぐりって、存在自体がダダイズムなんだなあ~と面白がって今いたが
今日はお嬢様さく裂。

パトロンからのお金は貰えません!って。
でもエイスケさんを怒らずにキッパリと断って。

さらに世津子さんにお願いしたお金も借りません!とプライド高い。
そもそも、庶民の私だったら、カフェ・セ・ラ・ヴィで皿洗いさせてけろってお願いしちゃうところですが。
いきなりお金貸してと。
自分が労働することに想像が及ばないのねえ。

 

で質屋に行くと、髪飾り、上等だからお金儲かってwww
あれ、光代さんに前に貰った物よねえ、きっと。

 

世津子さん、教育ママー!爆

世津子さん、意外と教育ママだよwww

相当なエイスケさん推しですねえ。

最近のエイスケさんの様子や、エイスケさんの作品、一度しか見てないから、この状態で世津子さんだけが推してると少々不安ですが…。
でも、燐太郎も才能あるって言ってたし、森潤も一目置いてるようだし…一応信じる。

 

この当時、こういったカフェは社交場になっていて文化人の交流の場となっていたということでしょうね。
銀座の有名なカフェもそういう場だったみたいでしたから。
だからそこのマダムである世津子さんが気に入ってるってことはやっぱり期待できるって事ですかね。

 

ちなみにこの世津子さんもどういうバックグラウンドの人間かも興味津々。
あぐりが質屋にいったことを春子さんに教えて貰った通り「一六銀行」と言いましたが、世津子さんそんな言い方知らなかったみたいだもんねえ。
ということは、いわゆる庶民ではないということで。

健太郎さんの元カノだったわけだし。
底も気になる。

 

あぐりは岡山に帰れ!?

世津子さん、小説家は心が波立ってないと書けないとあぐりに岡山に帰れと忠告。

確かにダダイストだと、尖がってないとダメなんでしょうけど…それでいいのだろうか!?!?
あぐりも世津子さんのいう事が分かってきて岡山帰る決意をしましたが…。
きっと帰らないよねえ。
帰ったら話進まないし。

帰らないで。

ダダイストって大変ねぇ。
だからあの当時の小説家は自殺しちゃう人も多いのよね…。
今の感覚だとそこまでしなくてもと思っちゃうけど。

昨日のあぐりの様子から、あぐりは、存在そのものが実はダダイズム。
世津子さん、まだあぐりのメチャクチャ見てないもんねえ~。

あぐりはいるだけでエイスケさんのネタになると思うのでwww
是非いるべきだと思うー。
心が波立たなくても、ハッピーなままでも新しい何かを生み出せるよ、あぐりと居れば。

まだエイスケさんも、あぐりのこと分かり切ってないから、和んじゃうところあるかもしれないけど…。
一緒に東京に暮らすことでお互いをさらけ出して…ってなった方が、
あぐりが伴侶の場合は一人でいるより心が波立つのではーーーと期待しています。