『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第39話
勇造は願書を出さなかった。
翌日そのことを知った健太郎は理由を聞くが、直前になって自信が無くなったと健太郎は答えた。
光代は受けるだけでも浮ければよかったと言ったが、健太郎は、勇造がそう思ったならそれでいいと言った。
勇造が望月家を思い苦渋の決断をしていたことを、東京にエイスケは知る由もなかった。
東京の世津子が営むカフェ・セ・ラ・ヴィに、泥酔したエイスケが芸子たちと共に来店。
エイスケは思ったように小説が書けずすさんだ日々を送っていた。
そこにいた辻村燐太郎は、女性たちを帰らせてエイスケに説教。
燐太郎はエイスケに、これからどうやて生きて行くのか、何を書くのかをきちんと考えるべきだと言う。
しかしエイスケは余計なお世話だと聞く耳持たず。
さらに、健太郎のエイスケを後継者にしたいとの思いを聞いていた燐太郎は、実家の後継ぎ問題や、嫁や子供のこともどうするかをきちんと話し合うべきだと燐太郎は助言と、
エイスケは「小説の才能が無いから岡山に帰れって言うのか!」と燐太郎に当たり、燐太郎を一発殴って出て行ってしまった。
上原世津子(草笛光子)は健太郎に電話をして、
エイスケが小説が小説が上手く書けずに荒れた毎日を送っていることを報告。
すると健太郎は考えがあると言って電話を切った。
その夜、健太郎と光代は、あぐりを読んで、東京に行ってエイスケを呼び戻して欲しいとお願い。
「あいつを呼び戻せるのはお前しかいない」
エイスケがすぐに同意しないかもしれないとあぐりは気にするが、健太郎も光代もエイスケが首を縦に振るまで東京に留まればいいと言う。
ただし、淳之介は置いて行くようにと言う。
これはあぐりへの意地悪では無く、まだ赤ん坊に淳之介に長旅はきついし、慣れない場所での育児は大半だろうと言う健太郎と光代の気遣い。
あぐりはそこでは返事せず、少し考えさせてほしいと答えた。
翌日、あぐりが淳之介を抱いて散歩していると母・美佐に会った。
あぐりは東京行きのことを美佐に相談。
すると美佐は、夫婦が揃って暮らすべき、親が幸せでないと子供は幸せに育たないと言い、あぐりに東京に行くようアドバイス。
あぐりは東京に行く決心をした。
中途半端なエイスケ
エイスケさん…どういうことだよ!?
このままではダメになるって東京に行ったくせに。
東京に来てもっとダメダメとはーっ!
昨日世津子さんが言ってた通り、女と飲んだくれて、女の家に転がり込んでー!
グダグダじゃんか…。
エイスケさん、これまで健太郎さんが仕送り続けてたってことにもビックリでしたが。
仕送りを止められたら即自堕落とは。
エイスケさん、全然自立してないじゃん…。
この自堕落なエイスケさんには呆れてしまいます。
ただ…この衛酢化の自堕落はあぐりと淳之介を岡山に置いてきてしまっていることへの負い目とかもあるのかもしれませんねえ。
成功してあぐりと淳之介を呼ばないと!健太郎さんを納得させないと!って思って空回りしての自滅なのかも。
あぐりがそばにしてメンタル支えてあげる方がいいね…。
今の感覚と違うのかもしれないけど。
健太郎さん、後継ぎ後継ぎって頑なに言わないで、エイスケさんに期限付きで小説家目指すの許してあげればいいのに。
小説やりたいって強く思っても本当にそれで食べて行けるか分からないんだから。
とりあえず思いっきりやらせてみて目が出なかったら諦めて望月組を継ぐことを考えるとか。
健太郎さんからも心を開いてきちんと話し合えばいいのにねえ。
そんなことやったらかえって小説家・吉行エイスケさんはいなかったのかもしれませんが…。
勇造さんのこともそう。
東大に入れるかも分からないんだし。
東大に入ったとしても希望通りに自動車の技師になれるかどうかも分からないのに。
試しにやってみて、本当に自分い合う道かどうかを試してみればいいのに~。
なのに、家のプレッシャーに負けてチャンスを自ら放棄するなんてもったいない。
今風の感覚でしかないのだろうけど。
いちいち、どっちかひとつを選ばないとって気負うからいるいろ苦しっくなっちゃうんだろうなあと思います。
どっちから一つ、引き返せないって思うから、いちいち大きな決断になっちゃって、人生大変過ぎですよね…。
昔ってば、いちいち大げさで大変っ!!!
あぐり、東京行きを決意
美佐さん、最近必ず、あぐりが相談したいときに偶然のように通りかかるねwww
健太郎さんも、光代さんもあぐりに東京行きをお願いしますが、淳之介は置いて行くのが条件。
健太郎さんも光代さんも、淳之介を連れての長旅はキツイとの気遣いですが…。
やっぱり人質でもあるよねえwww
当時にしたら岡山から東京なんて海外旅行に行くくらいの物だっただろうし、しかもあぐりはまだ16歳だし、赤子を連れて行くなんて考えられないことではあるでしょうがwww
淳之介とわかれるのはママとしては苦しい事でしょうけど、エイスケさんと2人の生活するのもいい経験ですよね。
これまであぐりもエイスケさんも望月家の一員ということで夫婦としての生活ではなかったから。
エイスケさんとあぐり2人の「家庭」の基盤を作るいい機会となるかもしれない。
あぐり16歳、エイスケ17歳はなかなか大変…
これは田中美里さんも、野村萬斎さんも悪いわけではないですが…。
むしろお2人共好演されてると思うのですが、野村萬斎さんの演技は魅力的だし。
でも、当時野村萬斎さんは31歳。
田中美里さんは20歳。
舞台ならいいけど、どう考えても2人共ティーンエイジャーには見えんのよお。
そこでときろい波のようにしっくりこない歯がゆさが襲ってくる。
特にエイスケさんの、エイスケさんならではの自由過ぎる行動が。
本日のエイスケさんの小説書けなくて荒れてる姿も、
すっかり大人の野村萬斎さんだから
仕送りストップになったらいきなりこれかよお!口ばっかりだなあ!クズ中のクズだなあ!
とイラッと来てしまう。
人によっては不快感さえ覚えてしまうと思いますが…。
でもエイスケさんは17歳。
これ17歳の男子だよねえと思うと、そうなるかもねとも。
エイスケさんの不安定さに同情も覚えるし、健太郎さんがついつい仕送りしちゃってた気持ちも分からなくもないなあと。
予算の関係とか、子役がいないとかいろいろあったのもしれないけど、
このあたりのエイスケさんとあぐりは10代の役者さん使った方がしっくりいったんじゃない??と思ってしまうわ~。
今だと、若い役者さんも上手い人沢山いたから、実現可能だったかしら…とも。
しかし、そうは思いつつ、リアルな年頃のキャストを立てたら、
それはそれで、こんな若くて子供の親になってるってこと自体が「無茶だろっ!!」って、今度はそこにイライラモヤモヤして、それこそ受け付けないかもねぇ~とも。
当時は10代で子供を産むケースは別に普通だったんでしょうけど、恵まれた結婚だし。
でも現代の感覚で見ると、2人が、不憫すぎて虐待としか思えないもんねえ…。
まあそんなこんなで、野村萬斎さんと田中美里さんで10代も演じるに落ち着いたんだろうなあ~なんて反芻しながら見てしまいます。
来週からはいよいよ東京。
これは…あぐりはミイラ取りがミイラになっちゃうパターンですよねえ。
淳之介と一緒に住めるようになるのはいつになる?どうやってなるのでしょうか??
登場人物がそれぞれに動き始めてきましたねー。
来週の予告では名取裕子さんも。
新キャラも登場。
あぐりが来ることで大正ロマンの東京ライフも見られるなあと期待。
ずん子が見ていた東京が見られるー!