『あぐり』第24話 あらすじ(ネタバレ)
大正13年(1924年)正月。
エイスケは正月になっても岡山に帰ってこなかった。
あぐりは、東京に行きたいと健太郎(里見浩太朗)と光代(星由里子)にお願いする。
あぐりは生まれる前にエイスケの考えを聞いておきたいと思っていたからだ。
しかし身重の体で長旅は無理だと、光代はあぐりの東京行きを許さなかった。
縁側で落ち込んでいるあぐり。
すると勇造(若林久弥)が来てあぐりが東京に行きたいという気持ちは分かると共感。
勇造はこの調子ではエイスケは父親になる自覚はないかもしれない、心配だろうと言うと、
あぐりはそれも仕方が無いかもしれない、エイスケがやりたいことは東京でないと無理なのかもしれないと思えるようになってきたと答えた。
そして話題は勇造の将来の夢に。
勇造も東京に興味があり、東京で自動車の技師として働きたいという夢を持っていた。
もうすぐ自動車の時代がやって来る。
外国に負けないエンジンを作ってみたいというのが勇造の夢。
「東京に行けるとええね」
あぐりが言うと、勇造はエイスケ次第だと言った。
苳子がまた望月家を訪れていた。
苳子はあぐりが東京行きをお願いしたことを聞きつけていた。
あぐりと赤ん坊はエイスケを岡山に呼び戻すための人實。
簡単にあぐりを手放すわけはないと言った。
結局あぐりの東京行きはままならず。
その年の春を迎えたある日、森潤(森本レオ)が望月家を訪れた。
森潤は、九州行の途中で望月家が懐かしくなって立ち寄ったと言う。
あんまり長話をしてもご迷惑なんで…と言いつつ、エイスケの命の恩人であることをチラチラアピールしたり、
なんだかんだと居座って、夜遅くまで酒盛りをした。
翌朝、旅立つ際に森潤は、九州でも物価が上がった汽車賃も上がったとお金の話題を持ち出した。
すると健太郎は「分かっています」と現金の入った封筒を2つ差し出した。
一つは森に。
そして、もう一つはエイスケに。
健太郎はエイスケに一日も早く岡山に帰ってくるように伝えてほしいと森にお願いした。
あぐりは森を見送りに一緒に駅に駅に向かう。
すると、森は途中で荷物を預けていると旅館に立ち寄った。
その旅館には、なんとエイスケ(野村萬斎)が!
あぐりとエイスケは久々に会うことができた。
「ここに淳がいるんだろう?」
あぐりのお腹にエイスケは手を当て赤ん坊って不思議だなあとエイスケはあぐりのお腹に耳を当てた。
エイスケと森を駅で見送るあぐり。
あぐりは、エイスケがどんな生き方をしてもいいが淳が生まれたら必ず会いに来てほしいとお願いする。
発射のベルが鳴り、エイスケが列車に乗り込もうとすると、あぐりは突然腹痛を訴えその場でうずくまってしまう。
お正月の膳を囲む望月家。
リッチな望月家だけあって角松も立派ですねえ。
お正月のお膳もキレイ。
しかしの入兆のお正月の方がキラキラ感がハンパなかったなあと思ってしまいました。
それは時代の差ですかねえ。
「澪つくし」は「あぐり」の12年前の作品だから
格式高いお家の「お正月」をより忠実に再現できていたのかも。
エイスケさんはいませんが、エイスケさんの分もお膳が用意されていました。
長男だからいなくてもお膳は用意されてるもの???
エイスケがいないことを強調する表現なのかもしれないけど、
ご飯がもったいないなあと昨今のフードロスの観点から気になってしまうよぉ。
皆の前に華やかなお膳が並ぶ中、エイスケさんの席だけがポツンと何もないで十分じゃないかと。
細かくてうるさいけど、
ああなってると、誰かがお箸を付けようにも付けられないよねえ…なんて余計なことを考えてしまった。
ドラマの筋とは関係ないのに、うるさくてすみません…。
エイスケさんに会いたいあぐりは、東京行きをお願いしますが、光代さんは却下。
そらそうだよねえ。
澪つくしで確か東京から大阪まで12時間の電車の旅と言ってましたよね。
かをるが久兵衛さんと英一郎の見舞いに行ったとき確かそう言ってた。
岡山だったらそれ以上。
妊婦のあぐりには無理な話。
あぐりのエイスケさんに会いたい気持ちは分かるけど、
昨日のあぐりの自転車と椅子に乗って窓ふきには結構ムカついたからなあ~。
あぐりの信用が無くなってしまって、まだ言う!?と思ってしまって共感できなかったわ~。
あぐりに共感どころか光代さんに同情してしまった。
光代さん、あぐりが分からない分気が休まらなくて大変だろうなあとwww
昨日のアレはコメディにしたつもりなんだろうけど、逆効果よ。
妊婦を知らない無神経な内容だったよ。
弟・勇造も東京に憧れてた…!
エイスケさんの弟勇造さんの人柄が伺えるシーンが初めて出てきました~!
勇造さんもじつは東京に憧れてました。
東京で自動車の技術者になるのが希望。
これからは自動車の時代が来るという勇造。
昨日の山神先生の英語の話と言い、
2日連続で、これからの日本を予言するドラマ。
エイスケさんといい、望月家、さすが賢い血筋なんですね。
しかし、車の会社も東京じゃないとダメなのかな?この時代は。
当時は自動車は最新のものだから東京じゃないと情報が無いのかも。
トヨタもまだ紡績工場だった時代ですからねえ。
ずん子もそうでしたが、あの頃から若者は皆、東京に憧れていたんだなあ。
しかし…ということは、望月家は跡取り問題が深刻ですね…。
あぐりは東京に行って美容師になるんだから、勇造さんがきっと後継ぐことになりますねえ。
エイスケさんが、やりたいことを貫く陰でこんな犠牲が…。
妻五郎に後任を任せて、エイスケと勇造は東京に行かせてあげてと言いたいけど、無理なんでしょうねえ。
世襲制って大変…。
それと今の時代だったら、物書きなんてネットでやりとりできる、エイスケさんこそ岡山に留まれるのに…とも思ってしまいますねえ。
100年前は物理的にも精神的にも制約がいっぱいで大変だわ。
森潤と仲良しなあぐり
森さん、一人旅で望月家に立ち寄り。
来るならエイスケも連れてきてよお~!
エイスケ不足で困るよ…と思っていたら実は旅館も待ってましたね。
森さんは自由奔放で望月家に居座り夜遅くまで酒盛り。
よく盛り上がれるわ。
この無神経さが凄いわあ。
森本レオさんも可笑し過ぎますー。
ウチの高校生の息子が、「なにこの人、奔放過ぎる!」とびっくりしてましたよwww
一緒にはしゃぐあぐりも笑えます。
あぐり、本当に退屈してたんだねえwww
箒に手拭い巻くおまじない、私コレ小学生の時にサザエさんの漫画で知りました。
本当にやってるよ。
健太郎さんと、光代さんが早く追い返したい演技が面白い。
さすが里見浩太朗さんと、星由里子さん、こういう小さい演技の建前と本音のギャップを見せるお芝居が秀逸。
あぐりとエイスケさんは、トンチキ夫婦!
エイスケさん、実は岡山に来てましたねえ。
森さんを送り込んで健太郎さんからお金巻き上げてたー。
ムカッ!
あぐりに会いたくなかったのかあ?
イラッ!
旅館であぐりと会えた時に「あーあぐりかあ~!」って何とも思ってなかった様子で。
エイスケが鵜神経に見えてモヤモヤ。
やっぱりこの人、トンチキ゚過ぎてダメかもと思ってしまったwww
しかし、あぐりはエイスケさんに怒ってない様子。
一人待つ間、エイスケさんのやりたいことは東京にあるんだなあと、エイスケが帰ってこないことに理解を示していたし。
エイスケに対してプンスカしないあぐりに、見ているこっちがホッとした部分もありました。
エイスケさんにはちょっとイラッときちゃうけど、妻のあぐりが理解できて受け入れられてるからいいのねと。
そしてこの時代にしては自由過ぎるエイスケは、
妊婦なのに椅子に乗っちゃうトンチキなあぐりくらいが丁度いいんだろうなあ~とも納得www
なんだ?昨日からのあぐりの無鉄砲さにムカついていましたが、そのあぐりの無鉄砲さのおかげですんなりエイスケさんを受け入れられたよ、こっちも。
不思議。
私には理解できないところがあるけど、2人が大丈夫なんだからいいか。
ならトンチキ夫婦のハチャメチャを楽しませてっもらいましょーって気持ちになりました。
不思議。
実際このとき、エイスケさん17歳、あぐり16歳だったそうですからね。
まだまだ、「自分がやりたい!」が強い年頃だし、経験が浅く無鉄砲だろうし。
20歳越えの野村萬斎さんと田中美里さんがやるからバカなのお!?って思っちゃうところがありますが、
実際は十代と思えば、それも自然かもねと。
まだまだ幼いのに、社会の常識押し付けられて、むしろ健気だよ…とも思えてきます。
来週はあぐりに子供が生まれて、またいろいろありそうですね。
光代さんと子育てを巡って、なんだか…やっぱり嫁姑バトルもありそうで…不安。