『あぐり』あらすじ 第18話
エイスケ(野村萬斎)は手紙を残して東京に戻ってしまった。
「やっぱりな」
と言う勇造(若林久弥)。
光代(星由里子)は、あぐりが健太郎(里見浩太郎)の足のことを言ってしまったせいだと、あぐりを責める。
その場にいた勇造は、光代はエイスケのこととなるといつもこうだから気にしなくていいとあぐりにそっと言った。
エイスケが自分への言葉を一言も書いてくれなかったことにあぐり(田中美里)は、ショック。
駅に行き東京行きを試みるも、お金を忘れて失敗。
家に戻ると光代はショックのあまり寝込んでしまっていた。
また実家を訪れていた苳子にも、なにもかもあぐりのせいだと罵倒されてしまう。
あぐりは光代の部屋の外から声を掛けるが、光代の返事は無い。
あぐりは、川村家に戻った。
川村美佐(松原智恵子)はあぐりを快く迎え入れる。
「お客様だからゆっくりしていてちょうだい」
言い、妹の五喜に望月家に行ってあぐりを一晩泊めるから心配ないと伝えるようにこっそりとお願いした。
その夜、あぐりと美佐は2人で布団を並べて寝た。
美佐は、望月家で何かあったのか話してほしいと優しく声を掛けた。
あぐりはエイスケが東京に行ってしまったことを話した。
皆はエイスケが健太郎とケンカしたから出て行ったと思っているが、エイスケは東京でもっと自分を試したいから出て行ったのだと話す。
ただ、あぐりはエイスケが自分を置いて行ってしまったことが哀しかった。
美佐はエイスケが一人で東京に行ったのはあぐりは学校があるからだろうと、心配しないで待つように言った。
そしてあぐりがちょっと見ない間にとてもきれいになって驚いたと。
「女は恋をすると輝くんじゃなあ。好きなんでしょ、エイスケさんが」
あぐりは微笑んだ。
翌朝、健太郎が迎えに来てあぐりは望月家に戻って行った。
エイスケが東京に行ってからひと月が経った。
エイスケからの便りは無く、光代も依然としてあぐりに対して逆恨み。
それでもあぐりは、美佐の言ってくれた言葉を信じてマイペースでエイスケの帰りを待ち続けた。
そんな中、9月1日に関東大震災が起こる。
皆、エイスケの安否を気遣うが、ラジオもなく交通手段も通信施設も壊滅的な状態のため岡山では東京の様子は全くうかがえないままただ待つのみの日が10日続いた。
そして10日後、電報が届く。
電報は世津子から。
「エイスケ消息不明。絶望。覚悟されたし」
あぐりは涙した
やっぱり嫁いびりは朝ドラのテッパン!?
やっぱり朝ドラ定番?
朝ドラにはこれが無いと?な嫁いびりがスタート!
あぐりは、嫁いびりが無くていいなあ~と思ってたのに…。
「おしん」、「渡る世間は鬼ばかり」だけじゃなくて「あぐり」もか…。
昭和から平成に掛けてドラマでこんなに嫁姑バトルやってたら「姑は意地悪」って刷り込まれちゃうよお…汗
光代さん、あぐりのせいだって…酷いー。
やっぱり光代さん、怖かったのね…。
光代さん、これまであぐりに対して一応は優しいけど、目が笑ってないから…気が許せないなあと思ってたけど。
健太郎さんと世津子さんのデート現場にも乗り込むし。
健太郎さん曰く「タヌキ」だし。
やっぱり。
それにしても逆恨みだよ…。
そしてまたまた苳子もやってきて、ここぞとばかりにあぐりを罵倒。
苳子さんの根性悪はこのときのためにあったか。
苳子の嫌味が全然通じないあぐりが痛快で嬉しかったんだけど…。
さすがのあぐりも辛いですよねえ。
あぐりが凹んでる様子に、苳子としおさん、嬉しそうだったよおー。
しおさん、あぐりが望月家に馴染んできてからは、なりを潜めた、いい加減あぐりのことを受け入れたんだと思ってましたが全然諦めちゃいなかったなwww
しかし、苳子さんとしおさんの、「うっしっし」は…もうお腹いっぱいだなあ。
平成まではこういう嫁いびりってお約束だったんだろうけど、令和の今の感覚で見ると、しょーもないことやってるわと呆れてしまう。
あぐりでも始まってしまった嫁いびり。
ちょっと憂鬱ですが…。
でもでも、あぐりは吉行あぐりさんのお話で、将来東京で美容師さんになる話ですよね?
ということは、あぐりはエイスケさんと共に東京に住むことになるはず。
ということは、望月家はエイスケさんが後を継がないことを許してくれるはず…。
この嫁いびりターンは短期で終了することを期待します!
望月家の闇
望月家は隠し事が多い。
エイスケさんの廓通いを伝太郎さんと光代さんはそれぞれ秘密裏に解決しようとするし。
エイスケさんは小説を書き続けていることを両親には言わない。
健太郎さんは世津子さんのことを正直に言わないし。
世津子さんとの関係に気付いてしまている光代さんは、他人のフリして乗り込んで健太郎さんに圧をかける。
健太郎さんと光代さんの間では、あんなこともこんなこともお互いの隠し事がバレバレなのに、お互い面と向かって話さない。
ウソはウソのまま。
騙されたままでキープ。
エイスケさんに対しても騙す形で強引に後継がせようとするしねえ。
で、弟の勇造さんはただただ傍観してるだけ。
勇造さん、ただのモブ風だけど、エイスケさんとは対照的に親に素直なのかと思ったら…どうもそれだけじゃなさそう。
父、母、兄の関係をドライに見ている様子。
エイスケさんより勇造さんの方が望月組に合ってそうじゃん、長男にこだわらなければ丸く収まるじゃん、と思って見ていましたが、勇造さんも、自分にお鉢が回ってくるのは勘弁って感じですねえ…。
この家族、お互いが向き合って会話したことが無いのね。
お互いの気持ちが噛み合ってないことが分かってるから、お互い向き合いうのが怖いのかもしれないけど。
澪つくしの入兆もそうだったように、望月家も名門であるがゆえに、体面や翻弄されて自由を奪われている状態。
しかし澪つくしの坂東家の場合は、それに抗ってちょいちょい新聞沙汰を起こしていましたが、望月家の場合は静かに静かに進行…からのすれ違いコント!
どっちも面白い。
同じ内容を表現するのに、こんなにトーンが違うとは。
こうやって同じ時代設定のドラマを見比べながら味わうのも面白いですねえ。
あぐりは里帰り
エイスケさんに黙って行かれて傷心のあぐりは実家である川村家へ。
天然美佐さんに久々に会えました。
美佐さん、何かボケをかましてくれる?とハラハラ?ワクワク?していましたが…
本日はそうではなく!
母の愛をじっくりと感じさせて貰いました。
あぐりが帰ってくると、慌てず動じず、スイカを切りましょう~と言って妹・五喜に望月家を使いに送り。
このあたりの察しの良さが、お母さまー。
そして夜には、あぐりの話をゆっくり聞いてくれて。
あぐりの話を「うん」「うん」って優しく頷きながら聞き入る様子はまさに心理カウンセラー!!!
よく、鬱っぽい人の相談に乗ってあげるときには、とにかく頷いて聞き役に徹しろと言われますが、こういう聞き方するといいんだあ…なんて思いながら見入ってしまいました。
このゆっくりとあぐりの言い分を聞いてくれるのは、あの天然だからこそですね。
当時の日本の庶民だったら、あぐりが黙って帰ってきたこと自体に慌てふためいちゃって悩みなんて聞いて挙げられないんじゃないかなあ。
おかげであぐりの中にパワーが充填されました。
美佐さんの天然は害だけじゃないのね。
エイスケさんの安否は?
関東大震災、このタイミングで起こってしまったのね…。
昨日から、いちいち年月のテロップが表示されるかと思ったら。
「ごちそうさん」では大阪でも少し揺れを感じていましたが(大阪も!と知ってビックリ)、
さすがに岡山は何もだったんですね。
世津子さんの電報ではエイスケさんは絶望的と…。
ああどうしよう!
エイスケさんが死んじゃったら光代さん、あぐりのこと憎んじゃうよねえ。
また苳子の罵倒もひどくなるよ…。
挙句の果てに離縁させられるかも…汗。
でもここで死んでしまったら吉行淳之介も、吉行和子も生まれないから、きっと生きてるはず。
離縁もしないで済むはず。
あの電報、世津子さんからだから、ウソの可能性もあるかも?
エイスケさんを望月家から解放するためのウソ。
でも、それにしても、こんなウソをつくのはさすがに不謹慎だよねえ?
ああ、どうなるんだろうとハラハラ。
来週はどうなる?
健太郎さんは、東京にエイスケさんを探しに行くようですね。
エイスケさんらしき包帯グルグル巻きの人がいました…。
エイスケさんは負傷している?
結構深刻な感じでしたね。
世津子さんも、涙目になってました。
やっぱりあの電報はウソでは無さそう。
ドラマ的にも、ここで死んじゃうわけにはいかないだろうから大丈夫だろうと信じてますが でもハラハラする。
予告によると、あぐりは岡山の家でエイスケさんを待ち続けているようですね。
来週はエイスケさん不足に悩みそうな予感がするわ…。
どうにかあぐり早く東京に行ってエイスケさんに再会して欲しいわ~。