【あぐり】感想ネタバレ 第8話 あぐりのダメっぷり、すでにAKセンス?10代の子役にしたら?

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第8話

 

結婚して2日目の朝。
あぐりが朝起きると、食卓にはすでに望月健太郎(里見浩太朗)、光代(星由里子)、弟の勇造(若林久弥)が既に着席していた。

朝の挨拶だけしていきなり茶碗を手にするあぐり。
すると望月光代が待ったを掛けた。

朝食時は、誰よりも席に着くこと、そして義父 健太郎より先に箸を付けるとは言語道断だと。

そしてエイスケを起こしてくるように言われる。
あぐりは嫌々ながらエイスケを起こすと、エイスケはまたまたあぐりをからかってあぐりは不機嫌に。

どうにか2人で食卓に着く。
朝食を食べていると、光代はお稽古事があるから寄り道せずに学校から帰るようあぐりに言った。
健太郎がエイスケに後継ぎとして家の仕事を覚えるようにと言った。

のらりくらりと交わしていたエイスケだが、朝食後家を抜け出してしまう。

 

あぐりは女学校に登校すると、あぐりが結婚してしまったことは既に知られていた。
クラスメートはあぐりの新婚生活に興味津々。

そこに中村民子(笹峯愛)がやってきた。
エイスケのことが好きだった民子は、あぐりが話しかけると「裏切り者!」と言われてしまう。

結局、民子はその日は一言も口を聞いてくれなかった。

 

学校から帰ると、お花、お茶、日本舞踊と次々お稽古。
しかし、あぐりはどれもメチャクチャ。

どうにかお稽古を終えた…というところで、職人たちが楽しそうに踊っているところを見て、思わずあぐりも踊りの仲間に。
ちょうどそこの実家に戻って来た佐伯苳子(磯野貴理子)がその様子を見てしまい、苳子は光代に告げ口。

 

夕食時、光代はあぐりにお稽古事をしっかりやることと、職人たちと慣れあいにならないよう叱られ、
将来、望月家の嫁としてのあるべき姿を説教される。

しかし目まぐるしい一日で疲れ切っていたあぐりは、シジミ汁を見ながら、父 晃にシジミを捕ったことを思い出し、そのまま夢の中へ…。
気が付いたらお椀を持ったまま寝てしまっていた。
健太郎たちはそんなあぐりを見て笑った。

 

 

 

AKのセンスがチラチラと…

こうも繰り返し木に登るとは思いませんでしたが、
さらにお茶、お花、日本舞踊と、日本の貴婦人のたしなみがことごとくダメ描写。

おてんば娘というと、女子の模範とされるスキルがことごとくダメって…安易すぎるのよね~。
おてんば娘=おバカ娘表現になってしまう単純さ。
これもジェンダー差別してるwww

この短絡的な発想と描写、AKではこの時期既に確立されてたって事でしょうかねえ…?

当時の日本では「はいからさんが通る」の紅緒の洗脳も強く、こういうヒロインが受けたってのもあるんだろうけど…。

でも陳腐だなあと思ったのは、あぐりが、遅れて朝食の席に着くと、いきなりお茶碗を持って勝手に食事を始めたこと。
さすがにそこまではないだろうと!

結婚してまだ2日目だし。
そんな「お行儀の悪い」「失礼千万」なことはさすがにしないでしょ!

あぐりは所詮弁護士の家のお嬢様よー。
お義母さんの美佐さんも深窓のお嬢様。
天然だけど、そのあたりの躾はきちんとしていると思うよ~。

お父様、弁護士だったんだから、賢い筈だし。
実際に一念発起したら名門「岡女」の即突破できたんだから。
あぐりの岡女合格エピソードは、おてんばだけどさすが弁護士のご令嬢という描写だと思ってたんだが。
そうじゃなくてただ女学校に入らないとストーリーが転がらないからだった?

お花やお茶も、ああまでみっともない状態にはならないと思うー。
ってか岩見さんにだまし取られるまで、お茶とお花のお稽古くらいは最低限やってたのでは?

 

おてんば娘は、女性らしい稽古事は全部ダメ。
こういうステレオタイプな表現しかできない感じが、いかにもちょっと前の時代のドラマって感じですがwww。
そして現在のAKの片鱗も…汗

「あぐり」ってすごく評判良い記憶があって、当時朝ドラ習慣が無かった私も見たかったなあ~と思ったくらいの印象があって…だから楽しみにしていたのですが…。

当時「あぐり」ってそんな名作なの?と思っていたのは提灯記事のおかげだったか???
心配。

いやいや!
でも、野村萬斎さんも出ているし。
吉村あぐりさんのお話自体興味あるし。
面白要素を沢山あると思うから…!
信じたい…!!!

信じたいけど…一抹の不安を感じる…。

 

やはりここは10代の役者さんが演じた方が…

あぐりが何度も木に登る。
生け花も、茶道も、日本舞踊も、お稽古事は何もかもメチャクチャ。

そんな描写を見ていると…やっぱりコレ、10代前半の子役さんを使えばよかった?とも。
10代前半の子役さんを使えば、あぐりがおバカ娘に見えずに、
のびのび育った子がいきなり厳格なお家に入って大変そうねぇ、健気ねぇと自然に感じるなあ。

田中美里さんが着物姿で木に登るの、1回だけだったら仕方ないと思って見てたけど、
何度もやると、さすがにあの体の大きさでは、
ムリだろっ!
ウソだろっ!
と突っ込みたくなってくるよ…。
どうやって上に行った?
クレーンとか使う?
とか反芻しながら見るようになってしまったwww

これも10代の女の子が演じたら自然だったなあ。

 

お稽古事メチャクチャも、
あのメチャクチャぶりはさすがに10代じゃないとwww
田中美里さんがやったら、もう笑えないわwww

従業員の人たちといきなり踊っちゃうのも、10代なら屈託なくて可愛いわねえで納得。
微笑ましく見えると思う。
でも大人のあぐりさんがやると、さすがに嫁に入ったばかりの家で、従業員にも馴れ馴れしいかなあと。
人との距離感が分からない困った女子だわとなっちゃう…。
年齢でわきまえるべき常識感覚って違うんだわとつくづく思いますねえ。
10代は特に1年ごとに感覚が違うものなのねえ~。

当時は子役さんの人材不足だった?
三人がかりでヒロインやると「おしん」になっちゃうからダメ??www

今だと、あぐりも、エイスケさんも、この時期は10代の役者さんを立ててやるんでしょうねえ。
そしたら、エイスケさんのちゃらんぽらんも、気が合わない2人っていうのも、
まだ思春期の2人だもんねえ!
無理矢理結婚させられて大変だねえ!って
2人のケンカもデコボコも
もっとクスクス、微笑ましく見られたかもーと。

しじみのお椀を持ちながら寝ちゃうのも、10代少女がやったらたまらなく可愛いかなあと。

まあいろいろ事情があって大変なんでしょうけど…。
でもちょっとさすがに痛いぞ。

 

光代さんは…やっぱり不安…???汗

光代さん、やっぱり厳しい姑?

木登りが発覚しても、全然OKみたいだったけど。

どう転ぶんだろう…??
光代さんとの関係は嫁姑の闘いを描くのでしょうかー?

小姑役は磯野貴理子さんー!!
磯野貴理子さんはエイスケさんの姉・苳子役ですが…なんだか意地悪そうー。
中の人はすんごいいい人だって分かってるからどうにか見られそうですが、相当キツイこと言いそうな予感。
光江さんは、この苳子さんに焚き付けられてはあぐりにイライラしそう…。

この頃「渡る世間は鬼ばかり」が国民的ドラマとして続いていて嫁姑の闘いはテッパンとされていた時期だと思うので…
やっぱりそっち方面に行くのかしら…?

 

ところで橋田寿賀子先生、一昨日ご逝去されたとのこと。(;_;)
私、「おしん」チャレンジャーで、昨年のBS再放送を完走。
昭和の嫁姑、いびり話かと思い込んでいた私も、あっという間に夢中になり、中途からは「橋田寿賀子先生」と「先生」付けて呼んですっかり尊敬していましたから、ショック。
とっても寂しい…。
ご冥福をお祈りいたします。