【澪つくし】感想ネタバレ 第149話  かをると久兵衛の大阪旅行

『澪つくし』あらすじ(ネタバレ)第149話

英一郎が負傷し、大阪の陸軍病院に入院しているとの一報が入る。

かをるはすぐに久兵衛に報告。
動揺した久兵衛は心臓が苦しくなるも
「わしが行かんと!誰が行くんや!」
久兵衛は自分の病を押して即病院に向かった。

かをるは、英一郎を介抱したい、励ましたいと強く訴え、るいに代わって久兵衛に付き添うことに。

 

当時の大阪は遠く、銚子からは汽車で12時間かかる旅。

電車に揺られながら、かをるは、久兵衛に、不謹慎かもしれないが、お父さんと二人で旅ができて嬉しいと自分の思いを話す。

そして英一郎も久兵衛が行ったらきっと喜ぶだろうと話す。
英一郎はお父さんに甘えたくて仕方が無いのだと。
さらに律子のことも本当は寂しがり屋でお父さんを深く愛しているからこそ反発するのだとフォロー。

そして久兵衛に背いて外川に嫁に行ったり、梅木との再婚をしぶったり、
「自分こそが一番の親不孝ですね」。

素直なようで頑固なところがあるという久兵衛に、お父さんに似ているからだとかをるは答えた。

かをるは子供を持って初めて親のありがたさが分かると言うが本当だと話した。

 

大阪に着いたかをると久兵衛は軍事病院に英一郎を尋ねに行く。

英一郎はベッドに寝ているが元気そうでかをると久兵衛はホッとする。
弾は幸い急所を外れた。
やられたのは右の脇腹。
手術のついでに盲腸も取って貰ったと英一郎が言うと、久兵衛は一石二鳥やと笑った。

英一郎は、傷は順調だが、敵に囲まれクリークに3日も使っていたせいで腎臓の具合が良くない状態。

「退院したら温泉にでもつかってゆっくり治療することね」
とかをるが言うと、英一郎は「とんでもない」と。
英一郎は、除隊延期で軍隊に復帰する予定。
「帝国軍人だよ。僕は」

 

英一郎の身の回りの物を揃えるために、かをると久兵衛は大阪の街に出た。

すると、道端で将棋を打っている弥太郎に再会。
弥太郎は旅館まで着いてきた。
早苗も子供をポコポコ産んで元気だと言う。

久兵衛は、なぜ十何年も経験した醤油屋を辞めたのはもったいないと言うと、今の醤油業界は堕落していると弥太郎は訴えた。
醸造期間を短くしたり、まがいもんを作ったり粗製乱造。それが職人としては気に入らないと弥太郎は不満を言う。

入兆は変わらず天然醸造で頑張っていると聞くと、弥太郎はより上機嫌に。
「入兆は醤油業界の「良心」!このラッパの弥太郎がついてま!」

 

その頃、入兆には久兵衛からの電報が。
るいたちは、英一郎が無事だと聞いて安堵する。

 

翌日、かをると久兵衛は再び英一郎の病院へ。
かをるは、千人針を英一郎に渡す。
「皆の祈りがこめられているわ」

英一郎はぜひ見てほしい物があるといい、紙袋から大豆を出して見せた。
徐州の近辺で見つけた大豆。
醤油の原料として上質だと思う。
持って帰って研究してみて欲しいと英一郎は久兵衛に頼んだ。

外地は気が遠くなる程土地が広い。
戦争に勝ったら、世界中に醤油工場を建てて日本の醤油の美味さを広めたいと英一郎は夢を語った。

「絶対に戦死したらあかんぞ。死んでしまったら何もかもおしまいや。お前の夢も実現できんようになる」
久兵衛は、これまで辛く当たってきたのは12代目を襲名させたいだけでなかく、どうしても気になって仕方が無いのだと、父親としての英一郎への思いを語る。
「生きて帰って来いよ」
英一郎が大きな夢を持って帰ってくるまで自分も生きて待ってるからと久兵衛は言った。

英一郎は久兵衛の言葉に涙。
老いた父の心情溢れる言葉はかをるの心まで熱く濡らした。

  

かをるは、久兵衛に付き添い大阪ツアー!

英一郎が負傷して、久兵衛さんとかをるは大阪へ。

昨日までの戦争のどんよりした中での英一郎負傷なので、緊張感!なはずが、いきなりの大阪ツアーと笑
不思議なタイミングで癒しが入る。

 

久兵衛さんが大阪に行く!と言い出したときに、かをるが私が行く!と言いますが、
るいさんを差し置いてちょっと強引?とwww
そりゃ英一郎との再会は、主役がいなきゃ意味が無いんですがwww

かをるの棒演技も相まって、
「私が介抱したいの!励ましたいの!」
って強く言うかをるは、なんとまあでしゃばりなともwww
母だから言いたい事言えるとはいえ、るいさんを差し置いてって思っちゃった~笑

主人公やりたい放題のAKの気質はここから既に?とwww

「私がいないとシーンにならないから、私が大阪に行かないと!」
って正直に言えばいいじゃんwww

 

さらに、電車の中では、かをるはお父さんと旅ができて嬉しい…と。
ちょっとちょっと…笑
おっさんドリーーーーーム!爆

そうよねーこんなに可愛い娘と旅行できたら最高よねえ、ジェームス!!

 

そこでの語りで、かをるは律子や英一郎より自分が一番親不孝だと言います。
「お父さんに背いて外川にお嫁に行ったり、健作さんとの縁談をしぶってみたり」って、かをる言ってた…。

かをる、惣吉さんのこと、すっかり過去になってる!
ショック…。

今の感覚で見ると、このタイミングで旅行気分」と言ったり、惣吉さんとの結婚のことをすっかり過去のように話したりするの、違和感なんだけど…これは昭和ドラマのまだまだ粗削りな部分なんだろうか…???
それとも、家基準で結婚していた頃の価値観??

今日のこのくだりは、さりげないけど、これまで以上に自分勝手に見えるよ、かをる…。

 

弥太郎が出てきた!

アレでとうとう終わったと思ったのに、ラッパの弥太郎再び!!
そうねー大阪舞台なら、さんま出さないわけにはいかないー。

さんま、入兆に流れてくる前、大阪でも醤油商人だったんだ?
久兵衛さんが、醤油屋何十年も経験しているのにもったいないって言ってて驚きましたが。
最初、転がり込んできたときに言ってた?
聞き逃したかもしれないけど。
だから、久兵衛さんが醤油屋と聞いて雇ってくれってうるさかった??

今日のさんまはよかったですね。
あんな弥太郎でも、醤油の職人としてのプライドがあると分かってよかった。
当時大人気のさんまを出すなら、こうでなきゃ。
セクハラとケンカだけの役じゃ失礼過ぎるよ。

早苗ちゃんも幸せそうでよかったわ。
…でも、結局さんまはテキ屋みたいなことしてるってこと?

こんな呑気なことを言ってる弥太郎も戦争に行っちゃうことになるんだろうか…。

 

英一郎、死亡フラグ…?

英一郎、こんなタイミングで早く帰ってこられたー!
できればいい感じに負傷して、もう兵役免除になればいいと思ったらそんなことはなかったですね。
治ったらすぐに復帰すると。

 

そして、英一郎は大豆を久兵衛さんに渡します。
外地の大豆。
醤油原料として上質そうだから研究して欲しいと…。

戦争に行く人が、こんな土産渡したら
もうコレ、形見じゃん!
死亡フラグじゃんーーーーっ!涙

英一郎みたいな、優しくて可愛い子が戦争に取られることだけでも理不尽なのに。
死亡フラグまで…!

私の希望としては、惣吉さんと英一郎には帰ってきてほしいと思ってるのにー!
これまでの感覚だと受け入れられなかった、優しい英一郎の感性が活きるのは戦後だと思ってたから!
醤油の世界進出という夢を持っている英一郎が、戦後入兆を再生させると思ってたのに…。

まだ確定じゃないけど予想しただけでも無念でならないわ。

 

でも今日の久兵衛さんと英一郎の会話は胸熱。
久兵衛さん、きちんと気持ちを伝えられてよかった…。
英一郎も、久兵衛の言葉に生きるエネルギーを授けられたことでしょう。

今日のおちょやんでも、ヒロイン千代と父・テルヲの最後の対決をしていましたが、あっちは張り合った会話のまま。
それをお互い生きる原動力にしてた。
そして澪つくしでは、久兵衛さんはやっと素直な思いを英一郎に告げることができた。

戦地に行く息子に対しては、こうなりますよね。
ただキレイキレイな話ではなく、こっちもこっちで当然だと思う。
久兵衛さん、頑固オヤジだけど根は素直であったかい人だからね。
そしてこの久兵衛さんの人柄にも感動。

英一郎は涙を流して久兵衛さんの言葉を聞いていました。
美しい涙だった…。

英一郎、絶対に帰ってきてー!

この癒し回は、これから一層戦争モードが暗くなる前の小休止ってこと…?

覚悟して見ないといけないなあ…汗