『澪つくし』あらすじ(ネタバレ)第136話
善吉の婚礼の最中、入兆の広敷組は吉武家を襲撃。
その場で逮捕となった。
入兆では久兵衛にこのことを報告。
誰かけしかけたのではという久兵衛。
梅木は「とんでもございません」と。(←いやお前昨日言ってたぞ!)
かをるは善吉の婚礼がめちゃくちゃになったと気にする。
吉武家の関係者は3人病院に担ぎ込まれた。
入兆のけが人は無し。
「大勝利ですな」
と満足気は神山に対して英一郎は喜んで言える場合じゃないという。
久兵衛は梅木に今後の対応を聞く。
梅木は「向こうがどう出るかが問題」と静観の姿勢を取ろうとするが、
話を付けるなら早くした方がいいと久兵衛が言う。
梅木が自分が言って直談判すると言うが、まっ先に大将が行くわけには行かないと久兵衛が止めた。
最終的に、久兵衛は英一郎に吉武家に行くように命じた。
翌日、英一郎は吉武家を訪れた。
介添え役は神山。
英一郎は、謝罪する。
しかしとねは
「善吉にとっては一生に一度の結婚式なんだ」
腹の虫が収まらない。
神山がそもそも吉武家がかをるをさらったせいだ主張するが、
それについては改めて婚礼の後に謝罪しに行くと言ったはずだととねは言い返した。
英一郎が両者の中を収めに来たのだと言っても、とねも源八も突っぱねた。
英一郎は善吉に会わせてほしいと言うが、とねは善吉は寝ていると会わせない。
では惣吉に会わせて欲しいと神山が言うと、惣吉に会いたいならかをるを連れて来いと言う。
それについては嫌味だと言うとねだが、源八は嫌味じゃない。
かをるだって惣吉に会いたいはず、それを周囲が妨害しているだけだろうと主張。
話は平行線のまま。
とねは最後に、「アンタたち偵察に来たんでしょう?」と言い、
英一郎に「姑息な真似をするな」とえらい怒っていたと久兵衛に伝えて欲しいと言って話をそれまでにした。
入兆に戻ってきた英一郎と神山。
そこに釈放された広敷組が挨拶にきた。
「やむにやまれぬ気持ちでやったけどスッとした」
「向こうが仕返しに来たら迎え撃つ」
と懲りない若い衆に神山はキレて張り倒した。
英一郎は久兵衛に報告。
かをるを出すように要求されたと聞き立場が逆転してしまったと窮する久兵衛。
「私が外川へ行ってきます」
かをるが自分が吉武家に行くと言い出した。
「バカなことを言うな」
と梅木かをるを止めようとするが、
かをるは元々自分と惣吉の問題から始まったことだから自分が行って話をしてくるべきだと主張。
久兵衛は英一郎と神山に席を外させた。
こちらから妥協するべきではないと言う梅木に、かをるは妥協ではなくけじめをつけるためだと言う。
今後争いごとが起きないようにきちんと申し入れをするべきだと。
誰と行くのかとの久兵衛の問いに、かをるは一人で行くと答えた。
自分の意志をきちんと告げるためにも一人で行くべきだと。
久兵衛は梅木に同意できるかと確認。
しかし梅木は難色を示す。
しかし、かをるの意志は固い。
久兵衛は、かをるに梅木を愛しているかと聞く。
「はい。私は梅木健作の妻です」
とキッパリと言った。
その言葉を聞いて久兵衛はかをるを送り出すことを決意。
久兵衛は梅木にも、ここは思い切ってかをるを信用してみようと言う。
すると梅木は
「もちろん信用しています。ただ私はかをるの負担が重すぎるかと思いまして…」
と。
「しかし虎穴に入らずんば虎児を得ずや」
と久兵衛は梅木を励ました。
夜10時を過ぎて、かをるは店にいる梅木にもう休んだらと声を掛ける。
すると梅木は
「仕事の邪魔をしないでくれ」
「先に寝なさい」
とかをるの方を向きもしないで算盤をはじき続ける。
怒っているのかというかをるに梅木は「当たり前じゃないかと」吉武家に行くことに怒りを露わにした。
久兵衛の前では快く承諾したではないかと言うかをるに、梅木は久兵衛の前だから仕方なく承諾しただけだと言う。
そして今回の件でもし自分たちの間に溝が出来たら、それはかをるの軽薄さが原因だと梅木はきつい口調でかをるに言う。
かをるは自分たちの幸せを守るために行くのだと訴えるが、梅木は無視。
突き放すような梅木の態度のかをるは立ちすくんだ。
しかし、どう考えても惣吉と自分が話すしか現状打開の道は無い。
結果が良ければ梅木もきっと分かってくれるとかをるは自分を言い聞かせた。
翌日、かをるは単身外川へ向かった。
君が浜を経て犬吠を過ぎることになると、なぜかかをるは体が震え胸の高鳴りを抑えかねた。
吉武家を訪れたかをる。
かをるは善吉に結婚おめでとうと伝える。
以前と変わらず、温かく迎えてくれたとね。
そのとねの優しさに、かをるは思わず涙がこぼれそうになった。
惣吉に会いに来たと喜ぶ源八に、かをるはそのつもりはないと告げる。
かをるは惣吉と直接話し合えば揉め事が早く解決すると思ったから。
久兵衛にも夫・梅木にもきちんと話してから来たと伝えると、とねはあらためてかをるに感心。
「醤油屋の嫁にしておくのはもったいない」
と笑って言った。
そこに惣吉が帰って来た。
梅木にイライライラー!
いやあもう、昨日から梅木に腹が立って腹が立って仕方が無いーーー!!!!
昨日までは、かをるへのマウントと嫉妬深さにイライラでしたが、
それに加えて今日は久兵衛にはぶりっ子ー!
なんだコイツ、コバンザメ体質じゃんかあ!!
裏表あるじゃんかー!
広敷連中も喧嘩っ早くてこまるけど、結果的に奴らを煽ったのは梅木だし。
いやもう、ストーカーの上に、パワハラ上司だし!
あーもう最低最低!!
梅木に突っ込み!!
ああもうこういうズルい男にはイライラしちゃって!
なので、梅木のムカつくセリフを突っ込んでやりたい!と梅木の態度を振り返り解説してみましょー!
要するに梅木の、悪口大会!!!笑笑
久兵衛さんに広敷組逮捕を報告するシーンでは
「誰ぞ、けしかけたんぞ違うか?」
と言う久兵衛さんに
「とんでもございません!」
と間髪入れず。
ずるいー!
昨日逆上して若い衆を集めろって言ってたのはアンタだよー!
梅木、元々若い衆を送り込んでも自分はシラを切るつもりだったな…!
英一郎、アンタ梅木が言ってたの聞いてたじゃんー!
それはやめた方がいいって言ってたじゃんー!
ちゃんと思い出せよ、突っ込みなよ英一郎ー!!
英一郎のおっとりに今日ほど苛立ったことは無いよぉ~!
梅木、ケガの状況を述べます。吉武家はケガ人3人。
入兆は無し。
神山が「大勝利」って言いますが、梅木、お前も内心同感してるだろ!
なのに自分は口が裂けても言葉にしないのもズル賢いわー!
あーイライラ!
勝利とか言ってる場合じゃないよと言う英一郎はきちんと客観性のあるいい子だよ!
で、久兵衛さんがこの後始末はどうすると、梅木に社長代理としての考えを聞くと
「向こうがどう出るかが問題です」
と…だんまりを貫こうと。
へーんだ!
小物小物!
梅木の意気地なしーーー!!
人を使ってあんな乱暴なことさせても自分は絶対出られない弱虫小僧!
「もたもたすると向こうが仕返ししてくるぞ」
と言う久兵衛さんには遠く及ばないわ!
すると、英一郎が
「僕が謝りに行ってくるよ」
と。英一郎、素直で素晴らしいわよ!
すると梅木は
「どうして謝るんだ」
と!!!
なんだよ…こいつぅぅぅ!!
婚礼を台無しにしたのもそこまでの理由があると、しょーも無いことを言って。
英一郎の言う通り、婚礼を台無しにした事実についてはきちんと謝るべきよ!
こういうグチグチ男。
面倒くさい、面倒くさい!!!
あーこういう小物は正々堂々と謝ることも苦手なのよ。
無駄にプライドばかり高くて。
あーヤダヤダ!
で、そうこうしていると梅木は
「私が直談判してまいりましょう!」
と言う。
直談判!
もう、はなからケンカだと決めつけてるからねえこの男!
いちいち事を荒げるヤツ…!
コイツ、身内以外で自分の意にそぐわないヤツは全て敵=排除ってするタイプだな。
余裕が無いタイプ。
あー大っ嫌いなタイプだわ!
とねさんの言い分からも梅木の画策が
その後英一郎が神山さんが吉武家を尋ねますが、
とねさんの話しっぷり、英一郎と神山さんの反応から
とねさんが電話で改めて謝罪に伺う、ただし翌日の善吉の婚礼後って言ったこと、
梅木はわざと誰にも言わなかったんだよねえ!
お前が仕掛けたんじゃん梅木!!!怒
ホント、梅木、陰険野郎!
クズのサイコパス!
かをるが行くと言う話になったとき…
吉武家訪問後、英一郎と神山がかをるを出せと言われたと報告すると梅木は
「話にならん!」
と…
おい、梅木、いつからそんなに偉くなったんだあ!?怒
かをるが「私が行く」と言い出すと。
「バカな事を言うな」
と…おい、かをるにもなんて口を聞くようになったんだい!!
昭和初期、結婚した途端に男が偉くなるのも腹立つー!
さらにかをるが呼び出されているのは私なんだから私が行くべきだと言うと
「向こうの言いなりになるのか」
って…呆れる。
常に相手との関係をマウンティングでしか考えてないのもムカつくー!
かをると梅木の口論の様子に見かねて久兵衛さんは英一郎と神山に席を外させて三人で話し合い。
どうしたもんかという久兵衛に梅木は
「こちらから妥協する必要は無いと思います」
「妥協」と…。
あー妥協!!だってー!
物を勝ち負けでしか見られない小物ー!
しかも、「妥協」って言葉を使って。
自分は決して負けを認めないタイプー!
それに対して「けじめをつけるんです」っていうかをるはさすが!
きちんと冷静に事実を見つめる心の柔らかさを持っている。
さすが久兵衛さんの娘ですー!
梅木とは器が違うのよー!!!
そして一人で行きますと言った時の梅木のビックリな顔!
ホントちっぽけなヤツー!
久兵衛さんに一人で行かせることをどう思うかと聞かれると、梅木は
「私は危険だと思います」
と否定。
「自分がイヤだ」ってハッキリ言えばいいのにー。
素直に言わずに周りのせいにするような表現を使う陰険さ。
コイツ、最後まで自分を出さずに周りに犠牲を払わせるタイプよ!
なるほど、だからハマーを手玉に取って簡単に捨てたんだな!
しかも、その根拠として
「女を大八車でさらっていくような奴だぞ」
と。
いくらなんでも失礼だよ。
梅木の言う「奴ら」は、かをるの知ってる人たちだよ。
なのにその人たちを蔑むような言い方をして。
それは、かをるが吉武家の嫁だったことまで否定することになるんだぞ。
かをるに失礼過ぎるぞ。
やっぱり梅木は自分目線でしか物事を見てないよ。
でも、かをるは漁師たちの行為は惣吉に会わせたいがためだったのだきちんと説明。
かをるの素直さ、心のきれいさが際立ちます。
梅木より全然器が上だよ。かをるは。
その後久兵衛さんがかをるに梅木を愛しているか確認すると
「はい。私は梅木健作の妻です」
とキッパリ。
えらい。かをる。
その言葉を聞いた久兵衛さんは
「よし。それを忘れるなよ」と笑顔で。
やっぱり久兵衛さん、あったかいお父さん。坂東家当主。人格者!
かをると久兵衛さんのレベルに全然太刀打ちできてないよ梅木ー!
久兵衛さんも、梅木の小物ぶりに気付けばいいのにー!
結婚が既成事実になってるから、なかなかそこまで見ようとしないんだろうねえ。
久兵衛さんも。
そしてかをるもー涙
で、最後に久兵衛さんが「思い切ってかをるを信用してみよう」と言うと、
「もちろん信用しております!」
と、いきなり表情も、口調もぶりっ子でー!!
久兵衛さんの前では梅木わんこ全開だあ!!
そしてさらに
「ただ私は。かをるの負担が重すぎるのでは…」
とまたまた、自分のせいじゃなくて周りのせいにするー!!!
ああ、偽善者偽善者!!
久兵衛さん、騙されちゃだめー!
「旦那様がそこまでおっしゃるなら。私も異存はございません」
こんな裏表のある男を入兆に置いてちゃダメー!!
夜遅くまで働く梅木はかをるにモラハラ!!!
久兵衛がいなくなったところでは、梅木の態度は急変!
夜遅くまで仕事をしている梅木を呼びにかをるが行くと…。
ふてくさってる梅木。
「仕事の邪魔だ!」
「先に寝てなさい!」
「怒ってるんですか?」と言うかをるに「当たり前だ」と本性丸出し。
「外川にはオオカミみたいな連中がゴロゴロしてるんだぞ」
と外川差別!漁師差別!
さっき許してくれたじゃんというかをるに
「お父さんの前だからだ!」
と、父の前では媚びへつらう態度をバラす。
いやならやめますと言うかをるに
「一度決めたことがやめられるか!」
と怒鳴るしー!
パワハラ男ー!!!
「俺には男の見栄がある。嫉妬しているとは見られたくない」
まあコレは正直だね。
でも体面ばっかり気にする男でキライキライキライー!
そして最後に
「今度のことで、もし俺たちの間に溝が出来たら、それはお前の軽薄さが原因だ!」
と…。
ほーーーーら!やっぱり人のせいにするー!
自分だけは絶対に悪くないイヤなヤツー!
「溝なんてできません!私たちの幸せを守るために行くんです」
かをるは必死で言うけど梅木は無視。
あー最低最低!
モラハラ夫ーーー!!!!
かをる!久兵衛さんに言いつけちまえ!
「私たちの間に溝が出来たらお前の軽薄さが原因」
「溝なんてできません」
って言ってるけどー。
ねえねえ君たち、既にもう溝はできてるよー!!
さっさと気付けよかをるー!
今の時代だったらもう即離婚だよ離婚!
しかし、ジェームス!セリフのマジック素晴らしいわねえ!
梅木のジメジメ感、嫉妬深さ、結局自分だけが大事な感じがバッチリ出てるよ。
あーもうジェームスにまんなとやられてるんだけど、ジェームスの思い通りなんだけど、ホント、梅木にムカついてムカついて!
はらわた煮えくりかえって大変…!爆
かをるは吉武家へ。惣吉さんと再会
梅木にあんなに言われた後でのとねさんの温かい言葉は身に沁みますねえ!
やっぱり吉武家にそのまま残っちゃいなよ、かをる!!!
かをるは電車が外川に近づくと、また体や胸がいろいろ大変でした笑
「君が浜を経て犬吠を過ぎる頃になると、なぜかかをるは体が震え、
胸の高鳴りを抑えかねた。
それは吉武家へ乗り込むという事への張り詰めた緊張感であろうか。
それとも惣吉に会う事へのおののきであろうか…」
また体が震えたり、胸が高鳴ったり…忙しいわ。
しかし、それは…かをるやっぱり惣吉さんへの恋心だよ!
紛れもないよお!
あんなに好きだった人なんだもん。
生きて帰ってきたら、やっぱり惣吉さんに気持ちが傾くに決まってる。
でも子供もいるかをるは、状況を優先するんだろうなあ。
明日、かをるは惣吉に別れを告げるんだろうなあ。
自分の中の本心にも気付かずに…。
そうやって別れても、入兆に帰ったら陰険梅木が待ってるだけだよー!
かをるそのまま吉武家に居ついちゃいなよ!
ホント、それがいいと心底思うー!