【澪つくし】感想ネタバレ 第129話 惣吉さん、キターーー!?

『澪つくし』あらすじ(ネタバレ)第129話

 

昭和10年、醤油業界の販売競争は激化。
採算を度外視するまでになっていた。
一方原料の高騰もあり醸造業者たちは悲鳴を上げ始めた。

入兆にも他の業界の有志代表が来てクレーム。
旅行の景品を付けるというかをるのアイデアの宣伝活動に、営業妨害だとケチを付けた。

梅木は、こういう話は組合の総会で取り上げるべきではないかと突っぱねた。
組合で決定したら素直に従うと言った。
生産協定にも従うかという問いかけには、内容にもよるが醤油業界のためになることならもちろん検討すると伝えた。

そして手前どもは「入兆」でございます。
それもお忘れなくと釘をさした。

昭和10年8月12日陸軍省軍務局長の永田鉄山が刺殺された。
軍部内の統制派と皇道派の対立が表面化。

 

入兆ではアミが久兵衛にお茶を出すと、久兵衛はアミに弟の栄二の出所がそろそろではないかと聞く。
するとアミは15日に出所すると。
迎えに行くのかと聞く久兵衛に、いいえと言いつつ、もし暇を貰えたら迎えに行きたいと言う。
すると暇を与える代わりに栄二を連れて来いと言った。
きちんと謝るのが礼儀だと久兵衛が言った。l

 

一方、小浜家では、小浜と律子が永田鉄山の事件で口論。
軍隊は危険な集団だと責める律子に、「言うな!」と小浜は茶碗をひっくり返した。
小浜は律子が少しぐらい学があるからといちいち口を出すと怒鳴る。

律子は小浜も事件を起こすのではないかと心配しているだけだと言うと、小浜は自分もやる気だったが、仲間に白い目で見られ避けられているからできない。
「それはお前のせいだ!」
と律子を責めた。

 

アミは栄二を入兆に連れて帰ってきた。
栄二は久兵衛に謝罪。

久兵衛はなぜ泥棒に入ったかと聞くと行き当たりばったりだったと。

栄二はアミに促され、アミを助けて貰ったことへのお礼を言う。

久兵衛は今後どうするのかと栄二に聞くと、前の缶詰工場に戻るつもりだと答えた。久兵衛は泥棒を働いた人間を再度雇ってくれるわけがないと言い、久兵衛は広敷で働けと言った。

アミは涙声で感謝した。

 

この年、国家総動員体制強化で青年学校令が公布。
小学生しか出ていない勤労青少年を対象に国家意識の徹底を図り、男子には軍事教練を施した。

 

八月の末、律子は銀座へ買い物に出かけた。

店の中に入り洋服を見ていると、ウィンドー越しに惣吉に似た男が歩いているのを目にする。

律子は目を疑うが、慌てて店の外に出てその男を追い、声を掛けた。
「惣吉さん…」
しかし惣吉に似た男は無反応。
すると一緒にいた男が割って入り、律子に知り合いか聞いてきた。
あんまり似ていたので驚いたが人違いだと言う律子。

話して来た男は警察。
聞きたいことがあるから所までくるようにと律子は言われた。

 

 

 

 

 

久兵衛さん、懐広っ!さすが久兵衛!

久兵衛さん、最近ブラック、地雷ネタが過ぎるwww

今日は、永田鉄山が刺殺されたという新聞記事を読んで、アミちゃんに「わしは刺されなくてよかったよ~」と。

爆爆爆
ブラック過ぎて、笑うに笑えない~。
アミちゃん困って固まってるよ…www

久兵衛さん、最近こういう地雷ネタ多いですねえwww
双子が生まれたかをるに前の分の元取れた!って言ったり。
妊婦のときに泥棒が会ったらまた流産してたよって言ったり…。

そして今日はアミちゃんに「俺も刺されなくてよかった」!

昭和のオッサンジョークですか!?

 

しかし、久兵衛さん、さすがに懐深くて、アミちゃんの弟栄二も広敷に雇うことに。
あーよかった!
さすがは久兵衛さん。

コレでアミちゃんの件は一旦収束ですかね。

 

パワハラ夫の小浜、律子にDV

これが当時の日本の価値観、軍人さんってことなんでしょうが…。

小浜は結婚したらいきなり律子に上から目線!
「お前」だしな。

律子が学があることをひがんでたし…。
小浜、小物過ぎる…。
律子さん、久兵衛さんの娘なのに。
でも、残念ながらパパが偉大過ぎて結婚相手に変な人選んで苦労するパターンってありますよねえ。
なかなか複雑で皮肉なメカニズムがありそうですが。
パパの偉大さに気付かず、違う方違う方を選ぼうといて、ただの小物だったってことかしら。

 

小浜は…残念ながら、これが広敷からの成り上がり者の限界ってことですかね。
教養に乏しいと敵→排除と短絡的に結論付けようとする。
青年将校って小浜みたいな境遇の人が多いと前言ってましたよね。
なるほど。
だから2.26事件になってしまったのね…とも、頷ける。

そして、賢い律子さんはやっぱり小浜とは無理だったんだよぉ!
律子さんが、お茶碗ひっくり返される姿なんて見たくない…。

小浜は、律子のせいで永山鉄山の事件も、これからのことにも仲間に入れて貰えない!と怒鳴ってましたが、きっとこれは2.26の画策。
2.26の事件でを起こした将校は全員死刑になるから、小浜、仲間から外されたって事は、律子のおかげで小浜は命拾いするんじゃないの?
小浜自身、それを喜ぶかどうかは別として。

 

軍事教練はドリフ

国家総動員法が強化されて小学校しか出ていない青年勤労者は軍事訓練。
…これ、差別だよね…。

当然広敷の人間は対象者で、軍事訓練を受けます。
その訓練の様子はまるでドリフ。

上手く行かないと、いきなり殴るしねえ。
軍隊ってホント狂ってるわ。

今だと狂ってるってハッキリ言えるけど、1985年当時は、「こうだったよね~」で終わってたんだろうなあ。
実際に当時は学校でもまだ体罰OKな風潮でしたからね。

でも広敷の連中が訓練を受ける姿は、ちょっと辛いわ。
広敷のコントも邪魔だな~とか品が無いなあ~とか思ってあんまり好きじゃなかったけど、その彼らが軍事訓練を受けてるなんて…。
それはそれで哀しい。
あの品が無いのでいいからやっててって思ってしまう。
広敷でバカ言い合ってるのも平和の象徴だったのね…。

しかし、小学校以上を出ていない人限定って…彼ら教養無いから物事を俯瞰してみることができないんだよお!差別だよお!

 

そして、そして、とうとう…惣吉さんっ!?

律子さんが、銀座で買い物をしていると…惣吉さん風の男が!

やっぱりーーーっ!!
行方不明は、やっぱり行方不明だったのよ!

惣吉さん、自分が無い感じでしたね…。
記憶喪失!?
ひよっこ??

まるで韓流ドラマな展開ー!
ってか、実はこっちの方がオリジナルかもしれないけど…www

かをるが梅木と結婚して、双子ちゃんまで生まれて、かをるは入兆の仕事に生きがいを感じていて…もう感情だけでは身動きできない状態。
あらゆる方面から完璧に外堀埋めたところでの満を持しての惣吉さんカムバーーーーック!!

えーーー!?
どうするの~!?!?!?

考えただけでも重いよ~。
苦しいよお~。
どよーーーーん汗

 

律子さんに目撃させるっていうのが、またドラマチックですねえ。

律子さんはかをるの最も良き理解者。
惣吉さんのことも知ってる。
2人がどれだけ愛し合っていたかも間近で見てた。

でも今は梅木と穏やかな生活を送ってるのも知ってる。
双子ちゃんが生まれて幸せなのも知ってる。

賢く優しい律子さんは、かをるに言う?言わない?
言わないのも良心が咎めるよねえ…。
惣吉さんの生死にかかわる大きなことだし。
惣吉さんだったら吉武家に知らせないわけには行かないし…。

しかも律子さんにとって、今の律子さんは自分の結婚生活も危い状態。
こんな心理状態で律子さんは、この件をどう対処する?

相当重い物をぶっ込んできましたねえ、ジェームス。
かをるだけでなく、律子さんの事情も巻き込んでくるとは~。
おかげで全然先が見えなくて面白いけどwww

 

惣吉さんらしき男といた男性は警察でした。
警察は、律子さんに、この男を知ってるか?と詰問していました。
この時代の警察は、何でもない人にも威圧的な態度するー?
それとも惣吉さん、犯罪がらみ?

律子さん、警察にしょっ引かれたら理由はどうあれまた小浜が荒れそう。

 

ラストの、かをるは昭彦和彦を寝かしつけて幸せそうな笑顔で…汗
これからのいろいろを思うと、怖くて仕方がないよお。

 

かをるは、昭和がいるから、もう惣吉さんのことは諦めるのかなあ…。
それも考えただけで苦しい。
そして梅木も、気が気でいられないよねえ。
かをるが割り切っても梅木の粘着質な性格だとねちねち嫉妬しそう。
それでかえって仲が壊れてしまうかもしれない…。

久兵衛さんは、いつまでたっても気が休まらないねえ!

今日はおちょやんも気になる展開ですが、こっちも!
明日の朝が待ち遠しい!