『おちょやん』第13話 あらすじ(ネタバレ)
惣吉とみつえと夜店に出かけたシズ。
髪飾りを買いに行った惣吉とみつえを待つ間、シズはある男と出くわした。
その男は歌舞伎役者の早川延四郎。
かつてシズが恋仲になりかけたことのある相手。
二十年ぶりの再会だった。
その様子を偶然ライバル茶屋である福助の茶子たちが目撃。
2人のことはあっという間に道頓堀中の噂となった。
千代たち岡安のお茶子は、かめに二十年前のシズと延四郎の話を聞く。
シズと延四郎は確かに恋仲だった。
しかし、お茶子と役者の色恋沙汰は、芝居茶屋の信用問題にかかわるためご法度。
延四郎が東京行きを機に2人は駆け落ちをしようとしたが、寸でのところでハナに引き止められてシズは延四郎の元には行けず。
2人はそのまま別れた過去があった。
岡安に帰ってきたシズは皆に
「昔、確かに恋仲になりかけたことがありました」
と延四郎との仲については否定せず。
岡安の看板に泥を塗ることになってしまって申し訳ないと謝罪した。
芝居小屋では、今日の岡安の升席の予約は一つだけ。
シズの噂が影響しているらしい。
自分らの升の予約は沢山あると自慢する福富のお茶子たち。
千代は、あやめも、ぼたんも逢引きしている情報がある。
でも椿は何の情報も無いと一返し、一本!
ぽぽぽぽぽん!
芝居小屋からの帰り道、千代は延四郎に呼び止められた。
延四郎は最期の手紙をシズに渡してほしいと言うが千代は固く断った。
すると、ほんの5分でいいから話を聞かせてくれと延四郎は千代を引き留めた。
千代はシズは宗助とみつえと幸せに暮らしていて延四郎が入る隙は少しも無いと言うと、延四郎はシズが幸せならそれでいいと安堵した様子。
千代は延四郎になぜ役者を廃業するのかと質問。
すると延四郎は歌舞伎の世界は名のある家に生まれないとなかなか上手く行かないと語った。
アバン…すっかり演劇少女の千代
高城百合子と掛け合いができた頃の興奮冷めやらぬ千代ちゃん!
北島マヤみたいだな…www。
マヤより全然棒読みだけどー。
演劇少女ってそんな感じですよね。
自分も演劇部だったからよく分かる~思い出すと恥ずかしいけどwww
一番小さいお茶子さんの里子ちゃん(カワイイ!)に、年季明けたら女優になるのか聞かれると、百合子の言葉、シズの言葉を思い出す千代。
ただただ前回までのシーンを切り貼りするだけでないアバン。
凝ってますねえ。
このアバンでの回想に千代の迷い、戸惑いが重なります。
百合子さんに憧れる。
セリフを言うのは楽しいけど…。
百合子さん、自分の一番やりたいことをやった方がいいって言ってたけど、
シズさんも自分が何をやりたいかをじっくり考えろと言ってたけど言ってたけど…
だからって、女優なんてありえないでしょう~!と思っちゃう千代。
そうよね~。
その気持ちよく分かる。
女優なんて、雲の上の存在だもんね、と…。
結構こういう灯台下暗し、誰にとってもある気がします。
本人が憧れ過ぎちゃんて恐れ多いと思い過ぎて手を出せないって事あるあるです。
自分もそんな感じのところが大いにある。反省。
こういうことは案外と一歩引いた立場の人の方がすんなり正解が見えることがありますね。
お茶子の里子ちゃんは、そんな一歩引いた立場の人の代表。
誰に何を言われたわけじゃなくても、気付いたらやってる…ってことがその人が一番やりたいことですよね。
それを自覚できるかどうかも一つのハードルです。
千代ちゃんには是非気付いてもらいたい。
ドラマだから気付くんだろうけど。
どうやって自分に向き合うことができるようになっていくのか。
今後の展開も楽しみにさせてくれるアバン。
岡安のお茶子さんたちカワイイ♪
シズさんの噂を聞いてショックを受けた千代たちは、岡安に戻ると、かめさん囲んでシズさんの昔の恋バナをかめさんからレクチャー。
岡安女子トークタイム!
かめさん、昨日もおせんべい食べてたけどコレか。
かめさんに、あられを貰って聞き入る。
夢中で聞き入るお茶子さんたち…カワイイ!
里子ちゃんの「フギミッツウって何?」カワイイ!笑
岡安はいい雰囲気の職場なのよね~。
しかし、この女子トーク、コソコソ話してるつもりだけど、すっかり宗助にもみつえにも、ハナさんまで筒抜け!爆
そう女子トーク、コソコソ言ってるつもりなのは、本人たちだけ、周りに全部聞こえちゃってるって、すごくあるーーー!笑笑
乞食さんたちがまたまた登場
シズさん、延四郎さんへの思いを完全に断ち切ろうと決心したのでしょう。
これまで受け取った手紙を全て焼きました。
シズさんが手紙を焼いた場所は乞食さんたちが集まる場所。
この前も、乞食さんたちが共存していることがいいなあと書きましたが、乞食さんたちのいるエリアがきちんと確立されているのね。
千代も岡安を追い出されて居場所が無くなった時にお世話になったのが乞食の皆さん。
そして今日はシズ。
気持ちが後ろ向きになったときに一休みする場所が乞食さんたちの居る場所ということなのね。
シズと延四郎の関係は…
延四郎はシズさんに対しては、幸せだったらそれでいいと思ってるみたいです。
渡したかった手紙の中身も、焼けぼっくいに火を付けるということではなさそう。
シズさんも、昔の思い出にせつない思いはあるでしょうけど、今さらって感じ。
もう20年も前のこと。
シズさんは母となり、延四郎さんにも20年間役者として頑張ってきた歳月があって…思い続けていたとしても、気がついたらお互い全然違うところに立ってる…それが20年という歳月ですね。
もう、お互いいい大人だし、若くないしね…。
恋人に対する情熱的な思いは、いつのまにか相手の幸せを祈る温かい気持ちに変わってる。
それも20年という歳月のなせる業ですね。
シズさんが幸せだと聞いた時の延四郎さんの安堵した表情に20年の歳月を感じて、染みました。
そして延四郎さん、この20年夢中で自分の人生歩んできたんだということも。
シズさん、手紙を焼いていましたが、どんな思いでいるのかしら?
明日ハッキリけじめをつけるのでしょうが…。
シズさんが手紙を焼いているとき、後ろでハナさんが心配そうに見ていました。
ハナさん、これまでは岡安のお家さんとして貫禄の表情でしたが、
今日のシズさんを離れて見守る姿は…まさに母!
一言も無いのにこの表情演技…ハッとさせられました。
15分間の緩急のバランスがお見事
お茶子さんたちの女子トークシーンは、キャッキャしていてカワイイ。
シズさんと延四郎の恋のシーンは、しっとりと、せつなく、優しく…。
千代が福富のお茶子に一本取ってやるシーンは痛快。
間に差し込まれる道頓堀の町の人々とのやり取りは活気があって…。
シーン、シーンでハッキリと色分けされていて、15分間の展開が小気味いい。
見ていて気持ちいい!
それぞれのシーンも短いながらもそれぞれの登場人物の生活ぶりや、生き様が過去の様子まで想像できる形で感じ取ることができてとても味わい深い。
そしてお茶子さんたちのキャピキャピと、シズさんのしっとりは、恋愛以前と、恋愛以後って感じが象徴的に描かれているのね~。
キャピキャピの座の中心にかめさんがいるっつうのが何ともwww
いや!可愛いんだけど!
あさイチでも近江アナと華大さんが、朝ドラウケしてました!
今期はドラマ楽しんでるみたい~!
画面があさイチに切り替わった瞬間、映し出された3人の顔がいい笑顔だったのが印象的でした。
もう顔は全てを語ってるよ~と思いました。