【澪つくし】ネタバレ・感想 第70話 今日の料理&新日本紀行 澪つくしバージョン

『澪つくし』あらすじ(ネタバレ)第70話

清次が他の醤油屋に樽を卸していることを知った久兵衛は激怒。
清次は生きて行くためにはなにふり構わず注文を取るしかないと訴えるが久兵衛はもう清次に樽は頼まないと怒り心頭。
律子も零細企業にとっては入兆の注文が減れば他に行くのは当たり前だと口を挟む。

それでも腹の虫がおさまらない久兵衛。
律子は、久兵衛は周りの人が去っていくのが耐えられない寂しがり屋だと皮肉を言った。

 

河原畑は町立病院の前で律子を待ち伏せ。
河原畑は、律子の書いた小説をこき下ろしたことを謝罪。
そして律子に結婚を前提に交際して欲しいと改めて申し込んだ。

律子は父が許さないだろうと話すが、河原畑は久兵衛は自分にとって有利な前例を作ったと言う。
前例とはかをるのこと。
律子は並大抵の努力ではなかったと話すと河原畑は、見ていてくれと自信をのぞかせた。

 

吉武家ではかをるは漁師の嫁として、漁師の料理をとねに学ぶ。
かをるはとねに藤よしの内職をしたいと相談。
漁師の嫁として、何もかも皆と同じようにできるようになりたいと言うかをるの心意気に感動したとねは、早速藤よしの職人を紹介。

翌日、かをるは早速藤よしの作り方を学ぶが、指にけがをしてしまう。

家に戻ると惣吉が指に包帯を巻いてくれる。
惣吉は網主の女房は藤よしの作り方まで習わなくていいと言う。
しかし、かをるはいつまでもよそ者と言われないように浜の女になろうと思うと惣吉に話した。

久兵衛さんと清次さんのコンビ!

清次さん、いつのまにか別の醤油屋に樽を納入していたようでwww
久兵衛さんは清次に激おこ!!

久兵衛さんは清次さんには、滅茶苦茶理不尽なのね。
昔ながらのつきあいで甘えてるってことなのかも。

この前のかをるに勘当を言い渡すシーンと言い、久兵衛さんと清次さんのやりとりは漫才みたいで、なんだか可愛くもある。

しかし、清次の樽屋の商売がやっていけなくなる程入兆の醤油の製造量は落ちているということ。
醤油屋に樽屋に…連鎖が。
そして世界恐慌まで秒読み…。

 

久兵衛さんと律子さんの父と娘

律子さん、清次さんが別の醤油屋に樽を売るのも仕方ないとフォロー。

入兆の仕事がなくなり、穴埋めに棺桶を作っていたという清次さん。
棺桶を作ることになるなんて…大変。

それにしても久兵衛さんのヒステリーを平気でスルーして説教できる律子さんスゴイ。
娘だからこそですね。
そして久兵衛パパが大好きなんだなあとも。

律子さん、いかにも長女です。
そしてそんな律子さんは、やっぱり久兵衛さんを捨てても自由な世界に飛び立つことは難しいのでしょうね…。

 

河原畑は律子に告白

河原畑、この前律子さんの小説をこき下ろしていて、なかなか骨あるじゃんーと思いましたが、翻ってしまった。
っていうか、そもそもフラれた腹いせで律子さんを傷つけたかっただけのよう…。
小学生か。

律子のようなブルジョアがプロレタリア文学を書くべきではないという河原畑の意見、それじゃあ誰も労働者の権利を訴える人がいなくなっちゃうよとは思うけど、河原畑さんもポリシーのある物書きだったのねと感心しましたが…それを簡単に否定して…やっぱり小ぶり??

律子も、河原畑に言われて原稿はお風呂の焚き付けにしてしまった。
お風呂の焚き付けなんていかにもその当時らしいなあと思いますが、律子さんも批判されたらすぐポイ!しちゃうって、律子さんもそこまで物書きになるつもりは無いのかしら?
本気で小説書きたいなら、設定変えたり試行錯誤してまた書き直すだろうなあ…なんて勝手に考えてしまいました。
まあね~政治をやりたい、女性の参政権獲得のために協力したいと言ってた律子さんだから小説書いてるだけっていうのも生ぬるくて仕方ないでしょうけど。

 

河原畑は律子に結婚前提の交際を申し込みます。

 

河原畑に話をしたいと言われ、律子は一緒に喫茶店に入りますすが律子にいきなり「どうそお話下さい」と言われて口ごもってしまいます。
律子さん、相手にもしてないけど…でも喫茶店に入るなんてまんざらでもないのかなwww
河原畑が、そう言われたからってすぐ喋れる話じゃない…と言うと、律子さん
「難しいわねえ、じりじりするわ」と言ってました。

“ジリジリ”…最近はあまり使わないけど、ジリジリって言い方したのね。
時代を感じる。
今は“イライラする”にすっかり乗っ取られてますねえ。
ジリジリといえば、太陽くらいかしら。

昔のドラマってこういう忘れかけた言葉遣いが活き活きと残っていて、それを見つけるのも面白味のひとつ。
でも昭和60年当時、高校生だったななはっちはイライラしか使ったことなかったので、昭和初期の使い方かしら?
イライラは英語のirritatedからきているから、イライラ導入は戦後?
戦前がジリジリ?
ジェームス、言葉に対する時代考証も素晴らしいということね。

 

律子さんの相手に河原畑は役不足の感が強いけど…律子さんはOKするのでしょうか?
水橋に幻滅している時期だからねえ。
そっちになびくかも?
律子さん、河原畑が久兵衛さんを説得してみせると言うのを聞いてちょっと嬉しそうでした。

でも水橋が釈放されたら、律子さんはどうするのかなあ?
根が純粋でまっすぐな律子さんなら、水橋に再び会えたら結局気持ちが戻っちゃう気がする。
それによって律子さんは、この前久兵衛さんが言ってた理想通りに行かない人間の複雑さを身を持って実感するのかも~と思わないこともないけど…。

河原畑、ちょっとストーカー気味で面倒くさいけど、いい人だから、あまり振り回さないであげて欲しいなあ…と思います。

 

律子さんと河原畑のシーン、喫茶店のBGMとして流れる音楽はドヴォルザーク『新世界より』。
「遠き山に日は落ちて~」という歌詞も付いてるあの曲。
かをると東京の話をしていたときも聴いていた、律子さんのお気に入りの曲です。
この演奏会を聴きに行ったときに水橋と出会ったと言っていました。

律子にとっての思い出の曲。
それをここで流すのね…。

律子さんにとって初めての新世界だった水橋との恋を終えて、河原畑との新しい世界の扉を開くのか…??
律子さんの、まんざらでもない笑顔が気になります。

 

本日は『今日の料理』&『新日本紀行!』

かをる結婚して半年経ったそうです。
とりあえず、かをるは平和に新婚生活。
よかった~。

本日の吉武家は、まるで『今日の料理』と『新日本紀行』!
なめろうの料理の仕方を料理研究家とねさんを講師に、指導を受けるゲストはかをる、司会はツエ。(笑)

  • なめろう
  • 焼きさんが=なめろうを貝殻に乗せて炭火で焼いたもの

 

そして次は『新日本紀行』漁師の世界の食事風景。
漁師独特の食べ物があると。

  • サメの刺身
  • エイのあらい
  • イルカの味噌煮

サメ、刺身で食べられるとは知らなかったー。

イルカ、銚子でも食べるのね。
ななはっちの生まれ育った地域でもイルカを食べる習慣がありました。
ちょうど今頃。
晩秋が旬で父が大好物だったのでよく食卓に上りました。
今でも時期になるとスーパーで売ってると思う。

イルカは、クジラの肉に似ていて赤身のお肉って感じです。
皮が付いている部分は怖くて食べたことがありませんでしたー。
イルカ好きにとっては皮が付いているのを食べるのが醍醐味らしいですよ。

我が家でもイルカは味噌煮にしていました。
もつ煮込みみたいに、ニンジン、ゴボウ、こんにゃくと共に。
もつ煮込みより少し甘い感じに味付けして。
私自身は、ちょっと怖いなあ~と思いながら食べていたので肉以外の具ばっかり食べてたwww

かをる、とねさんに可愛がってもらってよかった~。
ツエさんも、なんだかんだ漁師の人たちと仲良くやれているみたい。
ツエさん、ちょっとセクハラもどきされてたけど…この中の誰かと結婚したりして。

そのくらい、かをるとツエさんが馴染んできたということで。
こういう和やかなシーンにはホッとしますね。

 

源八さんのかつをを食べる演技、上手い~。
ホント、漁師のおじさんの雰囲気、食べる演技だけでも出てる。

 

さらに新日本紀行にプラスで外国語講座も。
「逆網がぶっ飛んでくる」=女房の期限が悪い。

そして藤よし講座は本格的な『新日本紀行』。
なんか職人さんって、雰囲気で一目見て職人さんって分かるわね~不思議と。

かをる、こんなに素直で前向きで…とねさんも素敵な姑だけど、かをる自身も可愛がられるお嫁さんですねえ。
かをるが希望を持って毎日生活しているのがよくわかります。

藤よしは漁師の妻たちの内職として作っていたそうですが…。
かをる、実際にそうはならないでよー!
惣吉さんも言ってたけど、そうならないことを祈ります…。

 

ラブラブかをると惣吉

かをるは藤よしで指を怪我。
惣吉さんが包帯を巻いてくれました。
指吸いは無しか…爆

でも、話題は指吸い事件へwww

船を女が触ると怒鳴られる、ツエが怒鳴られたけど、かをるは惣吉と初めて会ったとき怒鳴られなかったということから指吸い事件を回想しながらのイチャコラ話。
惣吉さんツエが怒鳴られ、かをるには怒鳴らなかったことを
「女と言ってもいろいろあらあ~」
と…惣吉さん!
ツエさんに失礼よーーーwww

惣吉さん、銚子高女の制服は憧れの的だったと暴露!
はじめてかをるを見たとき、ドキドキして怒鳴りつけるのすっかり忘れてたとカミングアウト!

えー惣吉さん、制服フェチ?
やっぱり惣吉さんとしても、あの時かをるに一目惚れだったのね~。

ドキドキしながらも、それでいきなり指吸いとは…!!!
指吸い、狙った行動だったんだ…!
ガーーーーンッ!
…大胆な!
っつうか、セクハラな…!
二十歳になるかどうかの青年が一目ぼれしたその場でやるこっちゃないよぉ!
やっぱり中身はジェームスかっ!

そしてやっぱりかをるもかをるで!
惣吉に抱き寄せられるかをるは、「背中を幸福感が走り抜けちゃう」からあ!!
体が熱くなったりしてたけど本日は背中が…!
ジェームス…汗
コレは昭和なのか?ジェームスなのか??
なんか…独特なエロさがある。

で、かをるは惣吉さんに抱き寄せられてコロンってもたれかかりますが、この2人の仕草が棒でwww
体育のダンスかなんかで、「ハイ、こう来るから、こう受けて~」って指示受けたとおりにまずはやってみました!って感じで…固さが…爆爆爆。

ドキドキしてるのに指吸したり、背中に幸福が走る割に、コレだから~(笑)
このギャップももはや面白味の一つ。