【おちょやん】ネタバレ・感想 第8話 千代、芝居との出会い

『おちょやん』あらすじ(ネタバレ)第8話

道頓堀で一、二の人気を誇る天海天海一座。
その天海天海一座がえびす座にやってきて道頓堀は賑わいを増していた。
道頓堀での興行期間中は、天海天海一座は岡安を定宿としていた。

天海天海一座のプリンス一平は芝居がキライ。
舞台も仮病で降板し、岡安で休む。
千代は一平のお世話を。
千代は一平が仮病と知りビックリ。
一平は望んでも無いのに舞台に出されるのが不満だと知る。
また千代と同い年の9歳だとも知る。

そこへ、みつえが一平に頼まれた本を差し入れに持ってきた。
みつえと一平は本が読めるが千代は読めない。
みつえに字が読めないことをバカにされるが、千代は字が読めなくてお困ったことは無いと強がり。

千代は使いを頼まれて鶴亀座におつかい。
そこで千代は初めて芝居を目にする。
演目はイプセン『人形の家』。
主演女優は、今一番勢いのある高城百合子(井川遥)
千代は芝居に釘付け!
戻るよう催促されてももっと芝居を見ていたい千代。
すると芝居小屋の主人が、仕事で稼いで自分のお金で観においでと台本を千代にくれた。

千代は一平に仮病をバラすぞ!と言って台本にルビを振って貰い、ひらがな一覧表をつくってもらって千代は少しずつ台本を読み始める。

ある日、千代は天海の付き添い。
帰り道、千代は天海から、一平の友達になってくれた例だと大入り袋を貰う。
天海の帽子が吹き飛ばされて千代は拾いに。
振り返ると、天海がその場で倒れていた。
天海は突然死。

大正5年の暮れ。天海天海は33歳の若さでこの世を去った。
天海のお葬式で慌ただしくしている頃、南河内の小林さんが千代を訪ねに来た。
小林さんから、千代の家族が夜逃げしたと聞かされた。

 

 

毎田暖乃さん、アバンから…恐ろしい子!!

毎田暖乃さん、冒頭からいきなり女優魂発揮!

トップシーンは朝。
店先の掃除を始める千代ですが…。

店先に出ると周りのお店の人がそれぞれに朝の作業をしています。
まだその場に慣れない感じで、緊張している千代。
声かけようにもちょっと気後れ…って感じがすごーくリアル!

でも頑張って精一杯大きな声で「おはようございます!」と元気に挨拶します。
すると近所の店の人たちは皆、笑顔で挨拶を返してくれました。
よかった!
おしんみたいな意地悪はいないみたいー。
こっちもホッとしてしまいました。

昨日、千代に対して周りが冷たく感じたのは、皆自分の仕事で忙しいだけなのね。
それだけに、あるあるで見ているこっちもいたたまれなくなってしまうんだけど。
でも千代がこの場所に馴染むようになれば次第にこの寂しさも薄れていくわね…。
そんな希望が見えた。

で、周りの人が笑顔で挨拶を返してくれた後の千代。
緊張はしたまままで、でも「あーよかった…」って返事して貰えてホッとした顔。
そして、まだ居場所の無さそう~な所在なさげ~な感じで箒を動かし始める…。

…こ、こんな繊細な演技を…!
9歳の子供が…!!

もうのっけから…衝撃でっす!!
毎田暖乃さん、本当に恐ろしい子!!!

 

千代、一平、みつえ…子役のお芝居がいい!

毎田暖乃ちゃんはもちろんだけど、子役さんたち全員のお芝居がカワイイ!面白い!
今の子役さんたちって…上手いね~。
澪つくしの若手俳優さんたちにちょっと指導してやって~www

スカーレットも子役たちの芝居が活き活きとしていて素敵でした。
また一年前のようなワクワク感を味わえているのも嬉しい!

チビ武志は、将来女ったらしになるだろうな~という予感いっぱい!

 

みつえは、昨日千代と親友になるかなあ?と思ったけど、その反対みたいね!
いちいち張り合う関係か。
カーネーションみたいな!
朝ドラではお金持ちのお嬢様と必ず仲良くなるのが定番なわけでもなかったか(笑)

一平はお芝居がキライ。
芝居以外は飲んだくれて、女遊びばっかの天海がキライ。
千代もテルヲのだらしないところがキライ。

思わぬ共通点。
似た環境で生まれ育った人と結婚しがちですが、そいうことか…。

子役さんたちの演技、見ごたえありますが楽しくカワイイ演技の裏で、子供ながらに背負わされたものがあるってこともビンビン感じる。
大阪道頓堀の賑やかな笑いに包まれる中でも、まだ幼い子供たちにも心に闇が…。

 

千代、芝居との出会い

千代が生まれて初めて見た芝居は、イプセン『人形の家』。

一部だけですが『人形の家』の舞台を見れたの、個人的に嬉しいー。
『人形の家』見たことないから嬉しいー。
澪つくしの律子さんも、この『人形の家』に感化されているのよねえ~(混ざってる)。

井川遥さんが新劇の今、最も勢いのある女優!

この時代、テレビも無い。
エンターテインメインとの世界なんて、千代にとっては想定外の世界だったのでしょう。
今の私たちが、芝居やらコンサートを生まれて初めて生で見た時も感動するけど、千代の感動はそんなもんじゃなかったでしょう!

その勘当そのままにモチベが上がる千代!
文字までガンガン勉強して台本読もうとする千代!

そうだよ~勉強って、目的が定まると途端にモチベ上がるものよねえ。
子供に無理矢理勉強させようとしてもしょうがないねえ…(教訓)

ちなみに一平がいてくれて文字教わることができてよかったな。
モチベ上がる千代に字を教えてあげるのが、モチベ上がらない一平っていうのも皮肉な。
この2人は将来結婚するみたいだけど、夫婦の関係もこんな感じになるのかな。

 

天海天海、突然死!

千代ちゃんが初めて大入り袋(いわゆるチップ)を貰った相手は天海天海。
一平の父。
そしてその天海天海は千代の迎えで歩いているときにいきなり倒れ、突然死!

小草若さん!茂山宗彦さん!
『ちりとてちん』大ファンの私は久々に見れて嬉しかったのよ~。
ナレーションにも草原さん、桂吉弥さんも出られているから『ちりとてちん』だあ!と嬉しかったのに…もう終わり!涙

でも舞台の天海天海一座の芝居、面白かったよお!
もう会えないと思うと残念。

回想シーンで会えるのを楽しみにしています…。

一平もこれで親を失って一人。
千代と構図が同じになってきた。

テルヲ達は夜逃げ!

道頓堀が目新しくて、過去のゴタゴタは忘れかけていたところで、なんと!テルヲ達が夜逃げ!

テルヲも、栗子も、滅茶苦茶だけど~!
ビックリだけどー!
何か笑えるwww

あーあ!
やっぱアイツら、言わんこっちゃない~www

笑えるけど…千代ちゃんにとっては笑えない。
そしてヨシヲがどうなってるか心配でしかないーーー!

千代ちゃん自身も、いろいろあったけど心機一転で頑張っているところに、家族の現実が。
どう頑張っても家族が足を引っ張りにくる。
家族って、切っても切れない縁だからね…。

そんな因縁めいたものも感じられます。

一平も、親の後継ぎとして親を逃げられなくて。
みつえも岡安の跡継ぎ娘で。
昨日出ていた風助も福富の跡継ぎで。

これからいろいろ大変だあ!