『おちょやん』あらすじ(ネタバレ)第1話
大正5年、主人公、竹井千代(毎田暖乃)は大阪南河内の貧しい家に生まれる。
幼い頃母を亡くして、飲んだくれの父(トータス松本)と弟ヨシヲと暮らしている。
父は本当に細々とした養鶏場を営んでいたが、鶏の世話も家事も弟の世話も…全て千代にまかせっきり。
千代は学校にも通うこともできなかった。
同じ年頃の子供たちには、貧乏でシラミがいるといじめられている。
ある日、千代は弟を連れて隣の小林家に卵を届けに。
隣と言っても30分かかる場所だ。
小林家の大人たちは優しく千代たちに夕食を振る舞ってくれた。
しかし、小林家の子供たちは一緒の食卓につきたがらない。
千代たちがシラミがいるからと嫌がっていた。
親がいない千代たちにそんなことを言ってはいけない「可哀想」と叱る小林家の父親。
すると千代は「ウチは、かわいそやない!」と言った。
千代は竹藪で緑のビー玉を月に重ねて見る。
ビー玉は母の形見。
病気で亡くなった母からご褒美としてもらったもの。
翌朝、何日も帰ってこなかった父テルヲがやっと帰ってきた。
怒る千代にテルヲは、デカい土産を持ってきたと。
デカい土産とは新しい母親・栗子(宮澤エマ)だった。
口上からのスタート
口上からのスタートって珍しいですねえ。
でもそれもアリかなあと。
これからどんなストーリーが始まるかなあと、ハッキリ道しるべを示してくれたから覚悟が決まってよかったわ。
朝ドラって前作からの間がたったの1日で次が始まるので、コレも切り替えができていいのかも。
それと先日おちょやんの番宣見て、個人的にちょっと趣味違うかも…と思っていたのですが、今日の口上で、あ、やっぱり杉咲花ちゃんが出るんだもんね、トータス松本も面白いお父さんいなりそうだよね!見よう!と前向きな気持ちになりました。
貧乏設定。トータス父はクズ過ぎる
ヒロインの生まれはとんでもない貧乏!
朝ドラにはあるあるですが、これがまた凄すぎる。
おしん以来の凄い設定では??
そんなので凄いを上回らなくていいよ…www
お父さん、テルヲは、とことんクズ父らしい。
家の事ぜーんぶ千代にやらせて。
そして勝手に新しい母を連れてくるが、その母が全然家事しないし、意地悪らしい。
いまなら完全に幼児虐待で逮捕の設定。
あまりに貧乏で学校に行けない。
近所の友達にはシラミがいるっていじめられ…。
ドラマのモデルであるの浪花千栄子さん幼少期がそうだったようで。
だから描くのは必須なんでしょうが…。
ストレスが多い昨今、ここまで壮絶なの、個人的には見たくないなあと…。
あと『おしん』のときには、伊東四朗パパに酷いことされても母ピン子とおばあちゃんが、限りなく優しかったので救われましたが、今回のヒロインにはそういった心の拠り所が今のところいない!
それも見続けられるか不安要素。
パパ役はトータス松本。
だから、なんだかんだ言ってコミカルな部分はあるでしょうが…あってっ!!!お願い!
貧乏ヒロイン、大正生まれ…個人的にはお腹いっぱい
個人的には今『澪つくし』にハマってて。
この前の『おしんで』に夢中だったし。
2作とも大正時代だったので、ちょっとお腹一杯かなあ。
タイミング的にもったいない。
そして、『おしん』、『スカーレット』で貧乏ヒロイン、親が酷いっていうのも、連続して見る形になるので、それもお腹いっぱい。
大正時代、貧乏ヒロインってまあ、朝ドラ定番だからしょうがないっちゃしょうがないけど…ちょっと重なり過ぎかしら?
それと、個人的に『わろてんか』は好みじゃなかった。
早々にドロップアウトした口です。
設定と言い、テイストと言い『わろてんか』と似てるような…?
そういう意味でも個人的に好きになれるかちょっと不安。
『エール』は受け付けなかったので、秋こそ朝ドラ見たいと思っているのですが…。
やっぱり『澪つくし』メインにはなってしまうかも。
『スカーレット』も『まんぷく』もBK作品は好きなので楽しめるといいなあと思いますが。
しかし、千代(毎田暖乃)ちゃんは、演技上手い!!
今日から2週間、千代の子供時代を演じるのは毎田暖乃さん。
見たことあるなあ~と思ったらスカーレットで照子の娘役をやっていた!
意地悪設定、極貧設定は辛いけど、この暖乃ちゃんの演技は素晴らしい!
彼女の演技が素晴らしいから、なんだかんだ言って今日の15分は引き込まれて見ちゃいました。
そして、暖乃ちゃんの
「ウチは可哀想やない!」
という言葉に、心打たれた!
あ、そうか!
見ていて大変!酷いー!って思うけど、本人はそう受け止めてはいないのね、なら大丈夫なのね、とホッ。
貧乏だけど、父ちゃんグダグダだけど、不幸と思うかどうかはその人次第なのねと。
千代を応援したい気持ちになりました。
そして、千代がなんでそう思えるのか、これから描かれるのでしょう。
描いてよっ!!
スカーレットもお父ちゃん好きだったから!
これからに期待
大正時代、貧乏設定、ダメ親で苦労する娘…。
設定だけではお腹いっぱい気味ですが、でも千代が「ウチは可哀想やない!」と言う通り、だからって内容が良いか悪いかは関係ない。
グダグダの父はトータス松本だから、そんなに怖くないだろうし。
お茶目で可愛いところもあるんだろうから、そこに期待。
そして継母でやってきた栗子さんは、意地悪設定ですが、どういう意地悪をしてくれるか。
この役、一歩間違うと視聴者に総スカン食らうから難しい役どころですね。
どんな演技を見せてくれるかが楽しみ。
明日以降に期待します。