【澪つくし】感想・レビュー 第54話 入兆 VS 吉武一家 ケンカ勃発

『みおつくし』あらすじ(ネタバレ) 第54話

昭和3年の正月。
外川の港は2年ぶりの祝いの大漁旗で埋め尽くされていた。

惣吉はあれから何度も入兆に出向いたが、未だに門前払い。
そのことは漁師の間でも知られることとなっていた。

入兆では、千代が病院から一時帰宅。
無事に家族揃ってのお正月を迎えていた。
今年は、千代は全快すること、律子とかをるは縁談をまとめること、英一郎は上級の学校に行くことが目標と久兵衛は話し祝いの膳を囲んだ。

広敷の若者衆は、久兵衛に貰ったお年玉で松岸の遊郭に繰り出した。
すると、そこで鉢合わせしたのは吉武一家の男衆。

入兆 VS 吉武一家 ケンカが勃発!

 

 

漁師たちの間で惣吉の噂が…

本日は惣吉さんのシーンから。

お正月で外川の海辺にはたくさんの漁船が集結。
沢山の大漁旗がはためいていました。
こういう景色、生では見たことありませんが、勇壮でなかなかいいものですねえ。
刺繍好きの律子さんが惹かれるのが分かります。

吉武家でお手伝いをしていた女の子はアミちゃんですね。
漁師だからアミ?
まあ…それは置いといて。

アミちゃん、もしかして惣吉さんに憧れてたりする?
将来かをるにやきもち焼いていじわるすりのかなあ?
と不安でしたが…どうも大丈夫そう。
惣吉が、入兆に通い詰めている噂の件で「私も聞いたけど、うちのお兄ちゃんも、なんで醤油屋の娘?って言ってるよー」ってお茶目に言ってたので。
ちょっと安心しました。

どちらかというと、善吉といい仲なる?
善吉とは幼馴染の仲良しって感じでした。
ちなみにアミちゃんは、棒じゃないね笑

 

惣吉がかをるを嫁にしたがっている件は漁師たちの間で噂に。
あっという間に漁師全員に広まって…。
噂の情報源は…なんと源さん!爆
酔っ払っての会話で…口を滑らしたと!

もう源さんっ!怒
参ったな~www

 

源さんってば、律子から醤油屋は突撃されるのキライってアドバイス受けてたのに、それは惣吉に伝えてないでしょ!
おかげで惣吉は門前払いの繰り返し。

それなのに、酔っぱらうと一番の極秘事項をペロッと話しちゃうとは!
とねとも、座を囲んできちんと打ち合わせてたのにさあ…。

言っちゃいけないことと、言うべきことが、まるで逆!!爆

源さん、優しくて頼りがいがあって、惣吉にとってはお父さん代わりみたいな漁師の大先輩かなあと思っていましたが…。
所詮、田舎の人のいいオッサンっつうことね。
ハア~先が思いやられるわ…www

かをる側の結婚させる同盟と言い、こっちもデコボコだぁ~!

 

ちなみに律子さんも、惣吉が何度も門前払い食らってるの知ってるのに、具体的なアドバイスを吉武家に伝令してないようだね。
かをると紅茶すすりながらうんちく垂れてる場合ではないわよ。
英一郎、善吉ラインを有効に使ってほしよ(ハマー風に)。

 

律子さんも、源さんも、結婚させる同盟も…ビミョーー汗
皆さん、お気持ちはありがたいけど…。
かをるも惣吉も、自分自身がしっかりしてないとダメだってことね~。

 

 

「入兆」のお正月風景

ドラマ当初もお正月のシーンがありましたが、再びお正月。
あれから一年経ったってことねえ~と感慨深く見てしまいました。

千代、律子、かをる…皆さんのお着物姿が美し~い!
千代さんは紫が基調のマダムらしい古典柄。
律子さんは、翡翠色とレンガ色のコントラストが効いた手の込んだ柄。
そしてかをるは、桃色に金色の竹の葉が大胆に描かれて。
さすが大店の女性たちという感じの、ゴージャスさ!

当時のドラマ、お着物についての時代考証もしっかりしている感じですね。
キャラクターに合わせた選定もバッチリな感じ。
そして画としてのバランスも。
眼福!

 

久兵衛さん、家長として新年に今年のノルマ設定www

  • 千代は病気全快
  • かをると律子は縁談まとめる
  • 英一郎は上級の学校へ
  • 久兵衛本人は、入兆ののれんを守る!家族も守る!皆を守らないと!
  • 皆も父の身を思いやってね。己の道を外さないように!

もうコレ、フラグ。
ぜーんぶ、ぶっ壊す宣言だ。
ジェームス脚本だもん。
叶えてくれるはずない。

あー…ということは、千代さん…涙。
かをると律子は素直に結婚するハズないけど。
英一郎も!?
ハッ!戦争!?
そして入兆も、家族丸ごと…。

 

世界恐慌は昭和4年の10月に起こります。
久兵衛さんにとっては、ここからが破滅の始まり…。
久兵衛さん、面倒くさいところもあるけど、一所懸命頑張ってるお父さんでもあるから、この人が凹むの見るなんて…辛い。

 

ハマーは子持ちだった!

ハマー、千代と律子に紀州に里帰りしないでよかったのかと聞かれていました。
坊やに会いたくないのかと。

ハマー、シングルマザーだったか!
シングルマザーなのに、子供と離れて奉公するとは…大変。
中途半端に子供に会いに行くと、かえって良くないって…昔はそういう考え方ですよね。
こうやって子供と離れ離れになっての頑張っていた人ってたくさんいたんでしょうねえ。

お子さんのお名前、紀之ちゃんって、律子さんが行ってました。
「坊や」って言い方してたから、まだせいぜい小学生くらい?

昨日のハマーの惣吉さんを見る目、惣吉さんの爽やかな態度に、惚れ惚れして見ていた様子に、感動しつつ何か特別な感じがあると思いました。
ハマー、離婚経験あるし、男を見る目があるってことだろうなあと思ってはいましたが。
でも惣吉を見る惚れ惚れは、恋人対象としてイケメンーっ!て思ったのではなく、労わるような優しい感じがあるなあと。
きっと息子のことを重ねて見ていたのかなあ…泣。

ななはっちも息子が2人いますが、惣吉さんの礼儀正しく正々堂々とした態度に、きゃあイケメン♪よりも「いい子ーっ!」って感動するところが大きかった。
母目線で、ウチの子たちもこんな爽やか男子に育ってくれるといいなあと思いながら惣吉さんを見ているところがあります。
ハマーも惣吉さんのことを、これと同じ気持ちで見ていたのでは…。

紀之ちゃんってお名前まで出ていたから。
これからハマーのプライベートも見えてくるようになるかもしれません。

しかし、昨日に引き続き、ハマーに共感…。
シングルマザーとも知って一層ハマー推しになってしまった。

 

 

入兆 vs 吉武一家、遊郭でケンカ勃発!

そして本日はさんま大活躍。
ってことは、今ではNGのケンカシーン、セクハラシーン!嫌

ドラマのストーリーを進める上で、広敷者のシーンは必要ではあるんだけど…やっぱり苦手。
彼ら、本当に頭悪いなあ…って笑
さんまの演技を見ていると、芸人さんってお調子者の小学生がまんま大きくなった感じなんだよねと感心するけど…。

こう、男臭い集団って『まんぷく』の塩軍団でもありましたが、彼らは全然上品であか抜けてた。
時代の流れも感じます。

こういう下品な感じ、広敷者のあるあるだったと思うし、それを忠実に再現できてるってことで貴重なのかもしれません。
こんなの、ジェームスだからこそ書けるんだろうなあと思いますが。
でも令和では、さすがに見ていて気持ちがいいものではないですー。
よく朝からやったなあ。

廓だとか、喧嘩だとか…子供に見せられませんー!

 

そんなおバカの広敷の若者衆が、廓に行くと吉武一家の若い衆が。
吉武一家も廓…汗
もう、どこもかしこも…汗

で、源さんが口滑らしちゃってたから吉武一家は入兆に敵対心。
広敷メンバー、惣吉のこと知ってたからバカにして。
入兆 vs 吉武一家のケンカ勃発!

昭和のあるある?
ケンカシーン、本当に暴力沙汰になってるよwww
花見のシーンでもめちゃくちゃだったもんね。
演出が今より洗練されてないからだろうけど、露骨すぎて今ではこういうの見たくないなとwww

さんまが殴られて気絶する姿は、まさに『俺たちひょうきん族』だった。

 

そして、この件を機に入兆と吉武一家は完全に犬猿の仲、ジェッツVSシャークスの構図に!

『澪つくし』がロミジュリパターンと言っても、入兆と吉武家がさほど仲が悪くなさそうなのが疑問でしたが…なるほど!
入兆と吉武一家が犬猿の仲となる原因は、かをると惣吉の結婚話と!
元々仲の悪い家同士の2人が恋に…ではなく、2人のせいでってか!
2人の結婚そのものに苦しみをドーン!と付与。

どこまでストラグルを与える気だよ、ジェームス!

ちなみに惣吉さんは廓にいなくて、そこはホッとしました…爆

 

ラストは『恋のあらすじ』ロングバージョン!

今日はお正月→ケンカで終了。
アレ?
まだ27分だよ?
恋あら行くには1分早いぞ?

と思ったら…
『恋のあらすじ』ロングバージョン!
2番までやりました。
ネットで検索したら3番まであるみたいです。
(コチラ→UtaNet動画

本日聞いた2番目は
「愛する誰かのやさしさを感じ取ること、受け止めること」
なので、
離れ離れのかをると惣吉の思いを描いているということなのかな。

最初は昭和臭プンプンだあ~と思っていた『恋あら』、おかげさまで毎日ぐるぐる回ってます~。
親子で歌っちゃたりしてます。