【澪つくし】感想・レビュー 第44話 結納は取り消し破談に!原因はかをる。相手は…!?

『澪つくし』あらすじ 第44話

かをるの結納当日。
何時間も待った挙句にやっときたと思ったら世話人の小曾根のみ。
藤尾家の使者として、この縁談は破談に結納は取り消しと宣言。

納得行かない久兵衛が理由を聞くと、小曾根はかをるが広敷の小浜と特別な関係にあるという密告を受けたと。

驚いた久兵衛は小浜を呼び出して事実を確認するが、小浜は否定せず。
小浜は、かをると結婚の約束をしていた、夜学に通っているふりをしてかをると逢瀬を重ねていたと言い出した。

久兵衛は怒り狂い、結納は中止。
この縁談の破談が確定。

何が何だか分からないかをるは必死に否定するが誰も聞く耳持たず。
仲人の名取圧右衛門とぎん夫妻も、今後はかをると縁を切ると言い帰ってしまう。

呆然自失の久兵衛。
かをるは久兵衛に泣きながら自分の潔白を信じてほしいと訴えた。

 

予想を超えた展開にビックリ!

うわうわうわうわーーーっっ!

そういう展開に来るとはーーーーーっ!

思いもよらなかったー!

朝からビックリ!!

小曾根さんが一人で不機嫌そうにやってきたから、当然破談になるだろうとは思いました。
破談になる理由としては、向こうに落ち度がある話は当然ないだろう。
見ているこっちは向こうのせいで破談になった方がホッとしてありがたいんだけどジェームスそんな緩くないから~。
あっちの彼に恋人がいるって話っていうのも、大人が格式ばってるのに若者たちは構わず恋愛か!ってただのコントになっちゃうしねえ。

ちょうど、ぎんさんと旦那様の村長さんもいるし、これはかをるに仕打ちが!
ここで惣吉さんとのことがバレるのかあー!
とドキドキハラハラしていましたが。
それもまた違った!
ジェームス、見事に裏切ってくださいましたああ!

いやいや、完全に騙されましたわー。

今日の展開、息をのむとはこのこと!
毎朝この時間は子供のお弁当作りしながら見ているのですが、今朝は完全に手が止まっちゃったもんー!!

絶対に予想通りに行かないジェームス脚本。
きちんと登場人物の気持ちに寄り添い、共感共感…って積み上げていくけど、その後展開する事件は必ず予想を超えてドラマチック!
面白いわー。

 

コレを仕掛けたのは…きっと律子!

コレ、やったのは明らかに律子だよねえ~!

昨日律子が、広敷に行って小浜を呼び出しているシーンがありました。
なんだろ?と思っていましたが…いやいやいや、この伏線だったかあ!

いくらなんでもこんなこと、思いもよらなかったわ~。

しかし小浜は、こんなことしたら入兆クビ決定だよね!?
夜学も、陸軍志願もパアだよねえ?
小浜、小作の息子でしょ?
稼いだお金、実家に送ってるんでしょ?
大変!

律子はどうやって小浜をそそのかしたんだろう?

律子さんに言われたらどんなことでもするくらいくらい、そこまで律子にさんを盲目的に愛してるの?
小浜もせつないな…。

それにしても、律子さんったら、自由だ、平等だっつーくせに使用人は駒扱い笑
前にも梅木を怒鳴って追っ払てたことあるしねえ~笑笑

あ!
でももしかして、律子さんはこういう形で小浜の軍隊志願を阻止する気?
これはこれで律子さんの優しさ?
…いや~でも、そのかわりに小浜の社会的信用は丸潰れだよぉ!
律子さん、きっついっ!爆

あ~でもでも、律子さんは水橋のことがバレたのは小浜のせいって恨んでたもんなあ~。
小浜キライッ!って気持ちの方が強いよねえ~。
律子さんからの制裁かも…怖っ!
…やっぱり律子さん、小浜のこと駒扱いか…汗。

律子さん、水橋との仲を引き裂かれたって思ってるかもしれないけど…
小浜は弱い立場よ。
学が無いし、無知なのよ~。
多めに見てあげ欲しいわ…。

律子さん、自由、平等を愛するなら基本的人権も尊重しようよ~。
基本的人権のうちの社会権(生存権。教育を受ける権利、勤労権、労働三権)が初めて規定されたワイマール憲法が制定されたのは1919年。
昭和元年はそれから10年も経ってないから、そういう意識に乏しいのかしら…?

律子さんがどういうつもりで、どう工作したのか?
今回の件をどうやって明らかにして、どう後始末を付けるのか、続きが待ち遠しい。

 

律子のキャラクターが絶妙

律子さんというキャラクターの位置づけ、絶妙だと思う。

その時代の象徴とも言えるモガ。
最先端の物を見聞きしている存在。
存在そのものが、他のキャラクターと敵対する位置づけにある。

律子は、周りの者が知らない情報・価値観を持ちそれに対して素直に行動しているから、銚子の人間には全く何を考えているのか、何をやらかすか見当もつかない。
おかげで律子の言動はミステリアスであり、大胆不敵だし、当時の時代の匂いがプンプンする!

律子の大胆な言動は、びっくりだけど時代背景を伴っているから荒唐無稽ではない。
むしろ必然性あるものに書かれているのが、いやいや精巧な脚本だなあと。

そして、律子の中に、自分の理解者がここにはいないという孤独感も見え隠れして…せつない。
こういうキャラクターを生み出すジェームス、そして繊細な演技でそれを体現する桜田淳子、すごいと思う。

 

それぞれの言い分が分かるジェームス脚本

今回の見合い話は破談になりました。
とんでもないことになっちゃいましたが、ひとまずかをるが嫁に行かずに済んだ。
大変だけど…ホッ。
かをるの中に惣吉の顔がよぎったのもよく分かる、理解できる。

でもねーかをるだけに共感してワーイ!だけじゃない。
久兵衛さん見てると、こっちもいたたまれなくなる。
ぎんさんと旦那様に対しても申し訳なくなっちゃう。
もちろん、藤尾家の使者の小曾根さんにも。

そして「お宅の娘さんたちは2人ともどういう教育してるんだ!」って言葉にも…ププッ!笑

主人公かをるの意にそぐわない方面に誘導していく人たちのことでさえ、憎めない、それどころか同情する気分になる。
それは、それぞれのキャラクターを丁寧に描き、彼らが背負う事情や、彼らの持つ価値観を丁寧に描いていてくれるから。
非常にリアリティがあり、共感できるから。
久兵衛さんが怒っても、ぎんさんがツンケンしても、その理由を察して共感してしまう。
それぞれの立場に立って考えられるのも、深くて面白い。

 

かをるはどうする?

とりあえず、結納は取り消し。
望まない佐原への嫁入りは回避できましたが…。
小浜との件にについては、すぐに真実が分かるんだろうけど…。
濡れ衣と即分かるんだろうけど…。

でも、かをるは潔白じゃないもんね。

ジェームス脚本、ここで破談になったのはいいけど、惣吉さんとのことをバラさなかったというのは、実は巧妙で容赦ない!

これは他者がきっかけとなって、かをるが言うしかない状況には絶対にしてあげないってことだわ。
かをるが自分の意志で、自ら久兵衛に告白させるようにする、自ら切り出さないと言わせないつもり。

うわうわうわ…誰かにバレて吐かされるより怖いわー…。

でもね、これは律子さんがなりなさいと言う新しい女になるために越えねばならないハードルってことなのかもしれない。

先が見えない展開。
もうワクワクが止まらないわー。