『まんぷく』第137 ( 3月14日)あらすじ
※ネタバレ含みます。
アメリカから輸入される発泡スチロールには刺激臭が無い。
それはなぜか?
寝ている間に閃いた萬平は、
輸送にかかる日数と保管状況を船会社に問い合わせるよう源に指示。
アメリカからの輸送には10日。
船便で送る際はブリキの箱に入れて輸送するが、コンテナの中の温度は50度にもなるという。
そこでブリキ缶に容器を入れて一晩熱してみたところ
見事に刺激臭が取れた。
これで刺激臭の問題は解決。
そしてスープも。
かきまぜず、ダマにならず、お湯を注ぐだけでできる粉末スープが完成。
萬平と源は、さっそく試作品を福子、鈴、幸に食べてもらう。
容器、ヌードルの味も共に大好評。
しかし、福子が何か物足りない、これだけで100円はまだ高過ぎる。
主婦は100円では買わないと言い出した。
福子は以前まんぷくラーメン開発のときに鈴が言っていた無茶ぶりを思い出し、
お湯を描けるだけでできる具も入れたら?と提案。
福子のアイデアを受けて、
萬平は開発チームにお湯をかけるだけでできる具材の開発を指示。
荒唐無稽とも言える、唐突な要求に皆は困惑。
一方、幸のレオナルドへの恋については…。
レオナルドが金髪美人と腕を絡ませて歩いていたとの世良インフォメーションが、
白薔薇のアキラ&しのぶにもたらされる。
そんなことは露も知らない幸は、
レオナルドへの恋心をつのらせていた…。
『まんぷく』第137( 3月14日)感想
頭の中は常にフル回転なんですねえ。
すごいー!と感心しつつも、
そこまで取り憑かれるものを持っていること自体、羨ましくも思います。
なるほどそうなのか。
発泡スチロールの製法そのものを改善するのではなくね。
今なら当然のように試してみることだけど…
これもコロンブスの卵だわねー。
粉末スープも解決しました。
どうやったらダマにならないのか。
カップヌードル、言われてみれば確かに不思議だわ。
顆粒状でもないのにね。
なので、どうやって解決したのかを知りたいところだけど…
説明はなしで解決。
これは、それこそ企業秘密だからということでしょうかね。
開発チームも、一生懸命取り組んでいるうちにチームワークも出てきましたねえ。
自分は薬を作りたい!って言ってた久坂さんが、あんなに嬉しそうに報告してた。
薬か食品かじゃなくて、
開発そのものの仕事の面白さに目覚めて来た様子。
そしてお湯でサッと溶けるスープを実際に見ての萬平さんの
「よくやった!皆、本当によくやった!」
という言葉にも感動。
塩やダネイホンの時代を思い出してしまった…涙。
萬平さん、こういう純粋さがあるから、
どんなにイライラしても熱すぎても着いていきたくなるんだよね。
神部ワンコの気持ちがよく分かる。
萬平さんが皆を褒めた時の、神部ワンコの顔が嬉しそうだったのが印象的でした。
「そうこれこれ!これなんだよ!
だから萬平さん好きなんだよ!開発って楽しいでしょー!」
って皆に言いたげで。
そして、神部ワンコもダネイホンのときのあの感動があた再現!!!
と、あの表情に喜びを噛みしめているんだろうと実感。
開発の過程をドラマで描くって結構大変なんだと思います。
試行錯誤で悩んでいる過程は、頭の中での反芻している状態なので、
映像的としては、なかなか絵になりづらい。
だからと言ってただ画的に面白くすることを追究しちゃうと
軽々しい内容になったり、大変さがまるで実感されない
簡単でとんとん拍子の開発になっちゃうだろうし…。
なのに、一歩一歩進むたびに、こちらもあーよかった!とホッとしたり、
ワクワクしたり、感動できるのはなかなかスゴイことなのではと思います。
萬平さんと源ちゃんは出来上がった試作品を立花家に持ち帰り試食会。
蓋をあけた途端、姿を表したヌードルを見て
我が家では
「おおー近づいた!」
「具なしカップヌードル!」
と歓声が!!
じわじわカップヌードルに近づいてきてワクワクしちゃう!
福ちゃんが、具を加えたら?という、提案。
当時にしたらかなりの無茶ぶりですよねー。
普通の人は「ムリだよぉ!」って笑って終わり。
でも開発者ってこの無茶ぶりを実現するかどうかが大きな分かれ道。
この福ちゃんのアイデア、今回は元々は鈴さんの発言からのものでした。
福ちゃんがヒロインで萬平さんの妻だから、
福ちゃんのアイデアが転換点となるという状況は、まあ当然だろうけど
まんぷくラーメンのときから
いつも福ちゃんが決め手となるアイデアを出してて
見ようによっては、福ちゃんが実は影のドンにも。
だから、ここで鈴さんの発言を受けての福ちゃん提案ということで
いい意味で福ちゃんの影響力を薄める効果がありました。
そして家族一丸となって、鈴さんも含めて協力してる感も出た。
なるほどーそのための、あの鈴さんのセリフだったか。
鈴さん自身は忘れてたけどね…爆
遡ってみてもいろんなところに種蒔いてるのねー。
しかも鈴さんのその思いつき、
元はと言えば咲さんの夢枕でもたらされ…。
咲姉さんは、皆の守り神的存在。
もはや座敷わらし。
しかし、この具材を考えると言うのは、
源ちゃんはじめ、若手にはまたまた無茶ぶりですかい!?っとビックリな要求ですよね。
彼らにとっては次々と押し寄せる試練であり、どんどん上がるハードル。
開発の苦しさと喜びを身をもって体感中。
しかし、彼らはこれに耐えられるのか…!?
源ちゃんは、夜中飛び起きて閃く萬平さんに感銘を受けつつも、
同時に父が偉大すぎることも実感しつつあるようだよねえ…。
でも頑張れ、源ちゃん!
そして今日は一日空けて名木くんと再開できたー!
会えて嬉しい…!
今日は泣いてませんでしたが、恋愛に研究熱心で。
シェイクスピアに、パスカルに…ホント頭でっかち!爆
70年代って、ホントこういう感じだよね。
今にして思えば、当時は痛いポエムが多いイメージあるけど、
それは当時の若者のこういった感性からかあ…!
その名木さんにダメ出しする大ちゃんも、面白ーい。
終盤に向かう、残り少ないタイミングで、
こんなに楽しみなキャラが投入されて…楽しみが増えたよー。
でも、それもあとわずかで終っちゃうのね…とも
かえってロスが際立ちますね…涙。
幸は、残念ながら、やっぱり独りよがりの片思いだったか。
日本人にありがちな。
コミュニケーションの距離感の違いってこういった誤解を生むわよねえ。
その情報は世良インフォメーションによりもたらされ。爆
世良インフォーメーション、笑える。
でもアキラさんもしのぶさんもイマイチ信用せず。
また明日の世良インフォメーションを楽しみに待ちましょうー。
幸さんの恋は深刻な話にはならなさそうで安心はしてますがね。
幸ちゃん、コレも国際感覚を身に着けるための一過程だということでねー。
でもこれに萬平さんはどう絡むのかしらね?
相変わらず萬平さんがどう反応するのか見て見たいナナコロビヤオキですー。