NHK朝ドラ『まんぷく』感想 第51回(第 9週)「違うわ、萬平さん?」 塩軍団分裂!解決策を提示するも…萬平さんズレまくり!!

『まんぷく』第51回( 11月28日)あらすじ

※ネタバレ含みます。

夫婦ゲンカをしてしまった福子。
萬平は研究室で一晩を明かしたようだ。

翌朝、源の熱は無事に下がったが、萬平に対する怒りは残っている。
鈴にも発破を掛けられ萬平が怒っていても絶対に譲らない!と福子は誓う。
ところが、研究室から戻ってきた萬平はダネイホンの配合を変えてみたと上機嫌。
福子は調子が狂ってしまう。

 

萬平は福子、鈴、タカ、赤津にもダネイホンを味見してもらうが、不味いと不評。
萬平は苛立ちを隠せなかった。

 

世良は三田村に
「売れもしないものに投資金をつぎ込んでいる」
と萬平の栄養食品開発を報告するが、三田村は、
「目先のことばかり追いかけていてはいかん。長い目で見ることも必要なことや」
と世良を制した。

 

ある晩、タカちゃん推しメンバーと神部がタカちゃんをめぐり口論に。
そこから鬱憤がまっていた塩作り組とダネイホン組の間でケンカが勃発した。

ここでようやく社員が真っ二つに分裂している現状を実感した萬平。
「僕のせいだ」
と猛省する萬平に福子は、
「世の中の人を喜ばせたいなら、自分の周りの人を幸せにしないと」
と優しくアドバイス。
萬平は福子に
「三人の時間をもっと大切にする」
とこれまでの自分を謝り、
また塩作りのメンバーのことも考え始めた。

 

翌朝、萬平は社員に
「これからは皆でダネイホンを作ろう」
と呼びかけ社員全員でダネイホン作りに関わることを提案。
ダネイホン組は牛骨となたね油を、
塩作り組は塩とワカメを大量に調達するよう指示。

塩、魚に加えワカメまで採らされたらとんでもない重労働だと、
動揺を隠せない社員たち。
しかし、萬平はその空気に一切気付かず
「僕たちは仲間だ!皆で一つになってダネイホンを完成させよう!頑張ろう!」
と一人盛り上がる。

ズレまくった解決策に福子はハラハラ。

塩作りメンバーは不満がたまる一方。
手榴弾を使って魚を獲りつづけた。

 

『まんぷく』第51( 11月28日)感想

 

 

まずはゲンちゃん!
お熱下がってよかったよぉ~。

しかし!なんてカワイイのぉ!?
ラブリー過ぎでたまらないよ~。

お熱下がって手足パタパタする様子、
おんぶされたときにウツラウツラしているお顔、
それからおねんねしている時の後頭部…!!!

ナナコロビヤオキ、赤ちゃんの後頭部が異常に好きなので(笑)
後頭部がいっぱい映って、もう嬉しくて嬉しくて…!!!
あ!もちろんお顔も可愛いですよぉ~。

赤ちゃんが本当に自然で、動きや存在感そのものが可愛いですよね!
こんなに可愛くて存在感ある赤ちゃん役、初めて見たかも!
安藤さん、撮影時間意外にもたくさん触れ合ってるんでしょうね。
源ちゃん、福ちゃんに抱かれることにすっかり馴染んでて不自然さを感じない。
安藤さんが実際にママで扱いなれてるからかしら。
でも単に抱っこ上手とかだけでなく、
安藤さん、赤ちゃんともきちんと絆作りができてるなあ!と思います。

安藤さんが実際にママであるという部分が発揮されてるのは
お産のシーンより、実はこっち!!

 

今日一発目に出てきた萬平さん、うちのパパかと思いました(笑)
理系の人って皆、こんななんでしょうか!?

相手がどう思ってるかとかお構いなし。
元々こっちが受けとめるほど、自分の感情自体も深刻にとらえてないんでしょうけど。

うちのパパさんは、幸い萬平さんの激昂や怒鳴りを抜いた感じですが。
それ以外はまんまな気がした。
怒鳴ったりしない代わりに何かに集中していると何を言っても、尋ねても暖簾に腕押しで。
あまりにも生返事で話を聞いてないことに頭に来て、真剣にケンカになったこともありました。少なくとも私としては十分ケンカ。
それなのに、次の日平気でニコニコ話しかけてきたりすること、よくあります。
ナナコロビヤオキが怒ったこと自体にも気付いてなかったりもする。

結婚したばかりの頃は、いちいち真剣に怒ってましたが、
今はどうでもよくなってきたというか…丸めこまれたか?
でも向こうも前よりは話を聞いてくれるようにはなったので、お互い様ですかね。

萬平さん、そうは言っても気付けばきちんと反省してくれるから、それが素直でいいところですよね。だから憎めない。

 

塩軍団は、ダネイホン組と塩作り組みにパックリと別れ仲互い。

ぶしむす鈴さんの鶴の一声で瞬間ケンカは止まりましたが…鈴さんの持っていた棒は、
すりこぎからバットに昇格していたー!
なぜバットが?皆で休日は野球?
ってか、そんなことより鈴さんのパワーアップぶりに圧倒(笑)

福ちゃんがモタモタしてるところを、
「うちの社員は二つに分かれて対立しているわけですか!これは社長のせいですよ!萬平さん!」
って直接ハッキリと突っ込んでくれるし。
今日もまたまた鈴さんに、「言ってくれてありがとー!」って思っちゃいました。
落ちぶれちゃったけど、社長夫人だっただけありますね。

でも、鈴さんのコレも、鈴さんが揉め事好きからも来ていて…(笑)
意外とあっさりケンカが終了しちゃうとつまらなそうだった。
それもカワイイー。

ケンカは勝ち負けだとか、あっちは足軽だとか、息巻いてるし、
咲姉さんが福ちゃんの夢枕に立ったって拗ねるし…
もう言ってることやってること、何でもおかし過ぎだし。
すっかり鈴さんが癒しになってますー。
ケンカの中で爆睡できる赤津といいコンビですよね。

今日は、久々に咲姉ちゃんが夢枕に出ました。
高瀬アナウンサー、予想当たりです!
咲姉ちゃんの、あの優しい柔らかな空気感にうっとり。

そしてねえ~福ちゃんの「咲姉ちゃん…」の声にポロっと来ちゃいました。
安藤さん、本当に表現力豊かだなあ~と思いますが、
安藤さんの「咲姉ちゃん」って言い方、
なんとも末っ子の甘えん坊な妹で、
咲姉ちゃん大好きな気持ちが溢れてて…スゴイ好き。涙

咲姉ちゃんが亡くなってしまう時の「咲姉ちゃん!」って呼び続けるシーンも、
すごく切なくて印象的でした。
当時福ちゃんまだ20歳になるかどうかだったし、
小さい頃の妹に戻っちゃってダダこねてる感じで…
すごく切なかったな。涙

夫婦は補い合うものってメッセージ、咲さんに言わせるとは!秀逸。

こういった話の展開の中で現実の誰かが言っても説教くさくなるだけだもんね。
それを咲さんを使ってメルヘンチックにふんわり言わせれば
すとんと腑に落ちる。
さらに温かい気持ちにもなる。
咲さんは、守り神のような存在なのよね。

 

しかし!
萬平さんは、反省はしたけど解決策は…ズレまくり!!爆
皆はドン引き、
福ちゃんもアチャーってなってました!

こういうなりゆきでブラック企業化って
あるあるですよねー!
現実社会を上手いこと皮肉ってるなあ!と感心しました。

福ちゃん、黙ってるけど、そこは福ちゃんが言わないとねえ!
咲姉ちゃんが言ってた、「夫婦がお互いを補い合う」というのは、
ただ受け入れてあげる、聞いてあげるだけでなく、
ダメ出ししたり、自分が代わって説得に回ったりと動の部分もあるのよ。

福ちゃんは、それにいつ気付くのか…!?
まあこれも先々の楽しみでしょう。

このダネイホン、三田村会長が長い目で見てって言ってくれたので、しばらく猶予はありそうで、とりあえずは安心。
しかしドン三田村会長は器が大きいな。
そして会長いとって3万円はまだまだ痛いお金じゃないのね。
大金持ちってだから思い切った投資もできるんだ。
萬平さん、三田村会長を味方につけて本当によかったね。

しかし、手榴弾の件は…警察沙汰になっちゃう!?
明日からが心配です…。