NHK朝ドラ『まんぷく』第 8回(第 2週)「…会いません、今は」感想 福ちゃんと萬平さんの初デート。初々しい二人にキュンキュン!

『まんぷく』第 7回( 10月 8日)あらすじ

 

福子と萬平の初デート。
福子と萬平はお互いの生い立ちについて話す。

福子の父は福子が小学校を卒業する少し前に亡くなり、それ以降は長女咲が家計を支えていた。咲が嫁に入った後は福が家計を支えていること。

萬平は幼い頃両親を亡くし、それ以降は親戚の家を転々。
いじめられて、たらい回しにされたわけではないが、親戚に迷惑かけたくないと、18歳で修理屋で働き始めた。
そのうちカメラでもなんでも一通り修理できるようになり25歳で独立して大阪に。
そこからはミシンや幻灯機を改良し始め、現在は共同経営者が営業担当しているおかげでどうにかやって行けていると。

 

帰りに自宅まで送ってもらった福子。
鈴は福子が男性と一緒にいたことに気付き、福子を問い正す。
萬平が会社経営者と聞くと、
「あなたは大きい会社にお勤めする勤め人と結婚するの!」
と断固拒否。

 

次の日、福子がモヤモヤしながらフロント業務をしていると、牧善之助が!

牧は「お姉さんが倒れたのに、なぜ、あなたがここに?」と驚く。
何のことかと思うと牧は、夕べ咲が救急車で運ばれ病院に緊急入院したと。

驚いた福子は急きょ早退しその足で咲の入院する病院へ。
咲のかかっている病気は結核だった。

 

『まんぷく』第 8回( 10月 9日)感想

 

福ちゃんと萬平さんの初めてのデート。
「あー椿がきれいだなあ」
って緊張でカッチンコッチンのの萬平さん。
カワイイ!

萬平さんの緊張を察っして
「わーーー♪」
ってオーバーに喜んであげる福ちゃん。
カワイイ。

 

ベンチに座って二人でお話。
萬平さん、福ちゃんが座るところにハンカチ敷いてあげて。
素敵。
昭和の男性のこんな仕草、紳士的で素敵だわ。

 

萬平さん、直球で告白したけど、女性とのおつきあいには慣れてないし、真面目で純粋な人なんだもんね。

あのダイレクトな告白は、本当に素直な思いをストレートに表しただけで気持ちの押し付けではないってことが、今日の萬平さんの態度を見てるとつくづく思います。

初々しい二人のデートに朝からキュンキュン!
楽しい~♪

 

福ちゃんと萬平さんはお互いの生い立ちについて話し合います。

福ちゃんちって、お父様が亡くなった頃、咲さんが既に就職してて、それ以降の家計は全て咲さんがってことね。
鈴さん、一度もお仕事したことないってことか。
内職でさえもね。

やっぱり鈴さん、ちょっとわがままお譲ちゃんの毒親気味。

でも、福ちゃんが楽天的に
鈴さんの「私は武士の娘です」って口癖について
「そんな家系図見たことないし、本当だったとしてもご先祖様は足軽だったんじゃない」
って言う。
ちゃんと謙遜が染みついている言葉だなあ。
ユーモアもあって、すごく福ちゃんらしい解釈。言い方。

そして
「武士の娘ですって言うくせに、どっしり構えてられない。心配性なんです」
とも母のことを実は冷静に見てる。
あーよかった。鈴さんの洗脳に巻き込まれてないわ。
ま、女同士ってこんな目で見てるよね。結構。

咲さんには幸せになって欲しいって福ちゃんが言うと、席で寝込んでる咲さんのシーンが差し込まれて…単純に幸せ気分ではいられないことを予感させ…てこれぞ映像効果だなあって。

…ちなみに、だから咲さん、とっとと病院行って!

 

萬平さんのお話しも、両親を早く失い、親戚の家を転々としていたと。
いじめられたとか悲劇ではなかったようですが、実にさっぱりと爽やかに言うなあと。

そういうところに、萬平さんの誠実さ、育ててくれた親戚への感謝とか、福ちゃんを驚かせないようにする思いやりが滲み出るわ。
素敵、萬平さん。…惚れちゃう。

ハセヒロさんのラーメン食べながらの語りの演技、すごく自然でスムースで上手いなっ!とつくづく感心。

 

萬平さん、そんな話しの流れから自分の会社に福ちゃんを連れて行きます。
分かる―!こういうの。連れて行きたくなるよねえ!
大好きな人に自分のこといっぱい知ってもらいたいと思うもんねえ。
キュンキュン。

それで、萬平さんに、
「世の中の役に立つ仕事がしたい」
「皆が喜んでくれるような仕事を」
なんて言われちゃったらさぁ~!!!

もう福ちゃんじゃなくても、もうこっちも完全にズギューーーーンッ!!でっす。
もう死にました。

 

前に、どこの誰だったか…律さんとかいう方でしたかねえ、あの方も
「世の中の役に立つ仕事がしたい」
とか、全く同じセリフを言ってましたねえ。
でもアレは全然響かなかったなあ~。
身近な人をろくに幸せにもできずに何を言うかっ!!って逆に怒り心頭だったわ。

同じ言葉でも、こんなに違って感じるとはね。

 

そこに可知谷さんが現れますが…。
今日の可知谷さんは、やっぱり嫌いだな。

なんでこの人、萬平さんを「おまえ」って言う?だし。
しかも萬平さんのお客さんの前で。
福ちゃんに、ちゃんと挨拶しないし…。
こう言う人、キライ。

 

どっかで見たなあこの不愉快さ。
あー! 確か、鈴愛さんとか言う人の態度みたいな…イライラだわ。

 

しかしこっちはドラマ上意図されたものだからね。

あっちは、こんな感じの不愉快をヒロインがやって、それを誰も咎めず常識的な行動とされてたから、本当に不愉快でたまらなかったわ。
おかげでこっちは未だに傷を引きずっちゃって、時折こうして、ついグチが出てしまいます。

可知谷さんに戻りますが、世良だったらこういうことしないだろうなあとも思う。
同じ胡散臭いでも、世良はやたらに人を見下した態度は取らないだろうからなあ。
福ちゃんにもっと気を遣うだろうしなあ。

やっぱり世良の方がウソがない人なのかなあ…。

 

萬平さん、福ちゃんと別れ際に、私はべっぴんでもないからいいんですかあ?と言う福ちゃんに、
「福子さんは可愛らしい方です。
それに心が優しく礼儀正しく。頭もいいし、ラーメンも美味しそうに食べるし」
と、まっすぐに見つめて、一歩間違えるとストーカーだよってくらい一生懸命に伝えて。
恥ずかしがり屋だけど、好き表現については全力を尽くす萬平さんに好印象よ。

そして、福ちゃんのこと褒めるセリフ、これまできちんと一週間福ちゃんの魅力を丁寧に見せてもらえてたから「うん、うん!」「そうそう!」と同感!
見てる側に、これだけ気持ちを一致させるってすごいんじゃない!?

前の鈴愛さん礼賛のアゲアゲセリフは、なんの予告も無く唐突過ぎだったから。
全然頷けなかったー。
唐突どころか傍若無人も目立ったら
「ウソつき!」としか思わなかったし。

こっちが感じることと、演者のセリフが一致する快感、久々に噛みしめていますー。

 

それで、萬平さんったら、福ちゃんと別れた瞬間からニヤニヤが止まらず。
顔に全開で出てる。
お子ちゃまみたい。
正直過ぎな萬平さん!
可愛すぎー!

 

萬平さんのことを聞いた鈴さんは、
「あなたは大きな会社の勤め人と結婚するの!」
と怒り出します。
会社経営者はバクチ打ちだと。
その頃から大企業に対する信仰が強かったのねえ…。

しかし、これはディスリだとは思わないわね。
前作とのこの差は、一体何…???

 

 

野呂さん、福ちゃんに直接聞けずに保科さんに聞いたのね。
野呂さんもカワイイ。

保科さんは、キレイだけど高嶺の花過ぎてモテないタイプね。
そういう美人さん、いるいるー。
ツンツンしてるワケではないんだけど、素敵すぎちゃってスキが無くてねえ。
真面目でお仕事完璧にできる姿が逆に遠ざけちゃって。

でもその保科さん、密かにそんな自分に悩んでいたのねー。
「むしろ聞きたいのはこっちよ。どうしたらいいの?私は」
なんて可愛らしいセリフなの…涙。

福ちゃん!落ち着いたら、保科さんのお話しも聞いてあげてね!

また福ちゃんも、子どもで全然分かってないから、保科さんはモテると信じて疑わない。
これもカワイイし。

こういう、お互い尊重し合ってて純情な二人が、あーでもない、こーでもないってお互いの悩みを一生懸命に聞きあう恋バナ。
あーそういうの是非聞きたいわ!
仲間に入れてー♪

前作の恋バナなんて、
「フられてばっかだ」とか「一週間で二人にフられた」だっけ?
人の気持ちよりモテるかどうか、数のことばっかりだったし。
または8歳の娘にお父さん以外の人のことが好きってバレて喜んで。
…恋バナがあんなに不愉快に聞こえるとはね。

 

そして牧善之助!またまた!
度々出てきてくれて嬉しいよぉ!

咲さんのこと製薬会社の知り合いから聞いたって言ったけど、1日も経たない内にそんな情報が入って来るなんて…牧さんストーカー!?
なのに咲さんが結婚したことは、3年間知らないままだった??

 

牧善之助、保科さんに一目ぼれしたみたいね。

白馬で登場のエピソードは実際あった話だそうですね。
昨日ネットでチラと見ましたが、実際、咲さんは亡くなってしまうそうですが、この歯医者さん、自分が嫁にもらっていれば死なせずに済んだと、その後ずっと嘆いていたそうです。
大きなお世話っちゃお世話だけど、でも咲さんのことを一途に思ってて…切ない。哀し過ぎるなあと。

咲さんが亡くなってしまうのは避けられないようなので、
牧さん、せめて保科さんと幸せになって!と心から願うナナコロビヤオキです。

 

咲きさん、やっぱり結核でしたね。
ほら、言わんこっちゃない!
咲さんが病気になる姿、すごく悲しくて辛いです…涙。