NHK朝ドラ『半分、青い。』第96回(第16週)感想&あらすじ いっそのこと鈴愛ショップオーナ話を見たい

『半分、青い。』第96回(7月21日)あらすじ

100円ショップ大納言の集客のために様々なアイデアを提案する鈴愛。

しかし大納言はフランチャイズ。商品の陳列方法でさえも本部指示に従わなければならないもの。自由は認められないのだと説明する店長田辺。

涼次も鈴愛のアイデアに感心しつつも、秋風塾でマンガを書いていた頃とは事情が違う、秋風先生が守ってくれていたからこそこれまで自由にできていたのだと鈴愛に諭した。

喫茶ともしびで、鈴愛は久々に菱本と会う。

鈴愛は菱本から、実は鈴愛の『一瞬に咲け』連載の中盤で読者アンケートが芳しくなくなってきた頃、編集者からストーリー変更の指示が出ていたが、秋風が断固拒否して鈴愛を守ってくれていたことを聞く。

秋風の弟子を思う気持ち、そして菱本の「自分の空を見つけなさい」という言葉に鈴愛は涙する。

 

光江の部屋に呼ばれる鈴愛。
光江は鈴愛の『一瞬に咲け』を読み感動し涙していた。

このようなマンガを描く力量がありながらもマンガを諦めた鈴愛に共感した光江は、フランチャイズをやめて、もっと自由な店を開こうと言い出す。

そして鈴愛をその店の店長、社長にすると言い渡した。

 

『半分、青い。』第96回(7月21日)感想

今日も、三叔母ご飯食べてたなあ。そんなシーンばっかだなあ。

今日は少し見られた気がしますが、緑子さんと、菱本さんによるところが大きいなあ~。

評判激落ちのピンチを救うための、菱本さん投入のように思えたわ~。
この二人のシーンの時間が多いと、どうにか見られる。
もはや鈴愛いらないってことかな~?

ちなみに私は、鈴愛たちが“ひしもっちゃん”って言うの、相変わらず許してないから!
あの菱本さんに鈴愛がそう呼ぶのって、すごーーーく失礼だと思うの。
ナカノガタさんたちが言うならいいけどね。
ナカノガタさんたちが言うなら、立場は違いながらも同じ世代で長年一緒に仕事をしてきた絆が伺えて、素敵と思う。そういう呼び合い方、逆に聞きたい。
でも、ユーコ、ボクテ、鈴愛が言うのはおかしい。不愉快。

 

鈴愛は大納言のショップ改善アイデアがポンポン出るようだけど、ただの思いつきで言っている風にしか見えないわ。だって鏡を見るとイケメンが褒める声が聞こえるとか、根拠のなさそうなことばかりだし。

鈴愛、これまでただの一バイト、売り子としての仕事しかしてないくせして。発注も、在庫管理も経理さえ知らないよね? その上、地元の客層とかニーズに興味を持ってアンテナを貼っていた様子も皆無なので。

さらに、これまでの数々の前科から鈴愛=自己中の認識が確定しているので、ポンポンと次から次へと沸きでるアイデアも、どうせ無責任なものよねえとしか思えませんの。

100円ショップに勤めていながら、アラサーでありながらフランチャイズのシステムさえ分かっていないのも論外だしねえ。

光江さん、フランチャイズを辞める、鈴愛にお店任せるって言うけど、かなり無茶だと思うよー。光江さん、もっと鈴愛をよく知ってから言った方がいいよ。

 

でもね、キムラ緑子さんのおかげで、三月うさぎから大納言になったいきさつとか、鈴愛に店長を任せるとなったところは見ていて惹き込まれるものがありました。

役者さんの力量でこんなに素敵になるのねーと。

だからこそ、大納言への商売替えを提案するときの三叔母のシーン、光江さんが「グルだったのね」って麦さんとめありさんに言うだけで終るの、おかしい。この三人でこんなのもったいないよ。

これオチ? コメディにしたつもり?

三月うさぎは麦さんとめありにとっても大好きなパパのお店だったはずなんだから。それぞれの立場、思いに寄り添ったら、もっと違うやりとりになってたのでは? そしてもっと見ごたえのある、情緒的なシーンになったと思う。

そういうドラマ見たい。それがドラマを見る側の楽しみだし、役者さん達にとっても演じどころのはずです。

こういうことを丁寧に書くことこそが脚本家さんのお仕事だと思いますがね。

役者さんたちも、気持ちを乗せようとしてもその気持ちの流れをぶった切られる感じで、演じていて苦しいだろうなと思います。

 

で、ナナコロビヤオキは、緑子さんと鈴愛の大納言辞めちゃえ! のシーンを見て、あーこのまま鈴愛がショップオーナーになって成功する話を見たいなあ~と思っちゃいました。

マンガ家やってた鈴愛は、アイデア豊富で絵心があるから、楽しくって可愛いお店作りができてお店が繁盛していく話をみたい。

季節ごとに、いろいろ企画を思いついたり仕入れに奮闘したりして、段々お店が盛りあがっていく。そのお店を拠点に秋風先生たちとも再びいろいろつながりができたりして。五平餅売ったりさあ。

三叔母とケンカしたり、わあわあしながら映画監督志望のダメンズ涼次をどーにか支えて皆で仲良くやっていくって話を見たいなあと。これならドタバタでも見られる。

もう今さら律と会わなくてもいいよ。
律とより戻すために、わざわざ離婚して岐阜帰らなくていいよ。

でも、どーしても律に会わせるつもりなんだろうから、このお店の話しも、三叔母との関係もこれ以上掘り下げることなく終わるんだよね…残念無念。

 

そーいえば…2000年なんだよね? もう。
2000年にはピンクハウス着てる人、ほとんどいないよね?
これ言っちゃうと菱本さんじゃなくなるし、井川さんのピンクハウス見たいから構いませんが…。

でもマンガ家の世界で仕事してる美意識高い菱本さんなら2000年ファッションを着こなしてこれまた菱本さん! って感動するものが見られたかも? とも思ってしまう…。でも、ピンクハウスにこだわっていつまでも着続ける菱本さんもありだとは思うけど。

ただ、このドラマだと、菱本キャラへのこだわりからピンクハウス着せ続けているとかというポリシーなさそう。井川さんのピンクハウスが超評判いいから着せ続けてるだけに見える…。