『半分、青い。』第78回(6月30日)あらすじ
鈴愛はハガキの住所をたよりに律の家まで訪ねに行くと、ベランダに律の妻、より子の姿が見えた。
より子は鈴愛が律の友達だと気付き家に招き入れようとする。家の中から和子の声が聞こえた。さすがの鈴愛も家に入ることを断り、その場を去る。
秋風、菱本、ボクテ、ユーコは姿を消した鈴愛の行方を案じている。晴からの電話も入り、鈴愛が律の結婚の事実を知ったことが分かる。
秋風は、鈴愛の仕掛り中のネームを見て愕然とする。ボクテに言われて最近の鈴愛の作品も見てみたが、すでに鈴愛の描くストーリーは破たんしていた。あまりの酷さに言葉を失う秋風。
鈴愛は東京に戻り、おもかげでネームを考えるが一向に浮かばない。糖分がないと頭が働かないと甘いものを次々頼んではドカ食いしている。
鈴愛は秋風に仕上がったネームを見せる。どこに行っていたのか心配していた秋風たちに、鈴愛はネームのために自分を追い込もうと律の家に訪ねに行ったと話した。
秋風は、鈴愛のネームを見て「いいんじゃないか、よくまとまっている」と穏やかな声で評価。すると鈴愛は、「なぜこれまでみたいに叱らないのか、私を見限ったのか」とキレる。
鈴愛はユーコにも「逃げたやつに何が分かる!」と怒鳴り、さらにボクテに「売れてるボクテは私を見て笑っている。高みの見物だ」と二人を感情的にののしりまくる。
鈴愛は私も見合いをして結婚すると言い出すが、晴から電話があり見合いの件は無くなったとユーコから聞かされる。すると「私の耳が聞こえないから結婚話が無くなったのか」、「私には、何もない」と精神錯乱状態で泣きわめく。
そんな鈴愛に「何も無いならマンガを描くしかない」と冷静に言う秋風。秋風は、鈴愛がマンガを描き始めた当初のようにネームなしでいきなりマンガを描けと提案する。
『半分、青い。』第78回(6月30日)感想
昨日に引き続き、驚愕のホラー劇場です。
怖い、怖い、怖―い。
鈴愛、狂気の世界です。
ヒロイン鈴愛までも、ここまで貶められますか。
なんだかもーう土曜の朝からこんな見たくもない画面の数々を見せられてげんなり。
私は、飽くまでもこういうメンヘラシーンは悪だ、描くなと言っているのではありません。
なんの根拠もない、これまでの道のりをすっ飛ばしまくり適当に何年も経過させただけの状態で、いきなり感情的に泣きわめいたり、怒鳴りまくり周囲の人に八つ当たりしても、誰も共感できるはずないよってことで。
ただただ、不快な絵を見せられたなあ~。あーやだやだって感じしかありませんでした。
アイデアの枯渇したマンガ家の苦悩を描いて見せたいのでしょうが…鈴愛の心の描写が全く描かれてないので、鈴愛の心の動きに乗れるはずもなく。共感のしようがない。
そもそも、鈴愛がマンガでそこまで才能あったという印象もまるでないし。
ただ何回か徹夜してただけで特別な努力もせず、ひらめきが秀逸だというエピソードも、絵が魅力的だというシーンもゼロ。梟町とボクテの組織票で連載決まっただけだし。
秋風塾でも1作品を1年以上かけて作るようなダラダラペースで描いていただけだったので、ネタが豊富とも思えない。描くスタミナがあるとも見えないし。
さらに鈴愛は28にもなっても精神年齢高校生のまま。自己中のまま。人生の引き出しが増えたとも到底思えない。
アイデアが枯渇するのは当然としか思えないです。
そんな状況で
- いきなり大阪の律の家にまで行ってしまう鈴愛
- あさましくガツガツドカ食いする鈴愛
- ネームを秋風に見せたときの鈴愛の魂の抜けた表情
- 労わる表現しかしない秋風に逆切れする鈴愛
- ユーコとボクテをののしる鈴愛
- 絶望して泣き叫ぶ鈴愛
を次々と見せられて「描けない!」「何も無い!」と騒がれても…ねえ。ドン引きでしかない。
あーーー壊れちゃったな。もう病院行きなーと思うだけでした。
永野さん、きゃあきゃあ泣きわめいて頑張って演技してたけど、エネルギーの無駄使いだよ。
「30手前の独身女性の、焦りを描いたの」、「揺れる女子の気持ち、私は分かるのよ」 と北川先生ドヤ顔してるんだろうなあとも思いますが、伏線なしに突然この1回分でてんこ盛りにやられてもさあ! それに第一、これまで数々の悪行を犯した鈴愛だよ。当然の報いとしか思えないです。
この人、等身大の28歳女子じゃないから。
周囲を振り回してわがままばかりの自己中なクセに、不思議ととんとん拍子で行ってただけなんだから、これまでのツケが回ってきただけでしょ。
より子さん、とりあえず今日のところは清のように暴力ふるわないでよかった。今後腹黒くなるかもしれないけど、予想通り落ち着いた雰囲気の方で。和子さんも、鈴愛が嫁に来るより良かったでしょう。
仮に精神的不安定な状態だとしても、秋風先生にあんな無礼な言い方をして、心配してくれているボクテとユーコにも嫉妬の怒号を浴びせるような、こんな最低な女、嫁にしたら大変です。
ちなみに、片耳しか聞こえない鈴愛、2階のベランダから話しかけるより子さんと何の滞りもなく会話できてたわ。和子さんの声まで聞こえてたっぽいし。実は聞こえてる話しは今に始まったことじゃないけど。
そうそう、見合い断られたって聞いたときに、思い出したように急に耳のこと引き合いに出してたね。自分の都合が悪くなるとすぐ耳のこと言って可哀想アピールだよ。また出たよ! これもいい加減にして欲しい。
菱本さんあたり、思いっきり引っぱたいてほしかったなあ~。皆、鈴愛に優し過ぎ。
今日は最悪の回でした。勝手な思い込みだけの芝居見せられて不愉快でした。
描けない鈴愛、“三日目の風船”は自虐? 北川大先生ご自身のことでしょうか…???
来週はマンガ家辞めてしまうの? マンガ話もつまらないけど、これ以上興味を引くアイテム無しだよねえ? エツシ様も井川さんもいなくなるなんて…救う人、もういないじゃん!
その後鈴愛は結婚して離婚するらしいけど。別に自業自得としか思えないし。
律と再会して扇風機だか作るらしいけど、別にアイデアも大したことなさそうだし。今さら律と会っても勝手にやってなさいって感じだし。
9月までのあと3ケ月何をどうして時間つぶすんでしょう?
新しい設定で、話題作りに次々と役者さん達を投入していくのでしょうが、彼らも貶められ使い捨てになるのでしょうか??? こんな失速した状態で投入される役者さん達も辛いでしょうねえ。
あと3カ月、苦しく長~い3カ月になりそうです…。